人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「最初に働く会社の選び方」についての所見

今日の小生のソーシャルメディアのタイムラインは、こちらの記事が巡っていた。

相変わらず安定の「ちきりん節」といえばその通り。
35歳までの経験では大きく差がついてしまうことも、身につけるべき4つの能力も概ね同意する。

然し乍ら、小生としてちょっと違和感を感じるところも幾つか。
下記にまとめて。

①そうは言っても身につけるのに時間がかかる専門性というのは存在する。
研究開発、メーカー系全般、金融の相場経験など、時代が違うから長々やるもんじゃない、という一言で片付けるのは乱暴な領域はあると思う。

②そうは言っても大企業に優秀な人材が存在する確率は高いし、大企業でも出世する人というのは、ご指摘の4つの能力を備えていることが多い。
大企業がダメなのではなく、官僚的ビヘイビアが良くないだけで、優秀な人材は染まることなく常にどこにも存在する。

③そうは言っても4つの能力について、教わろうと思っている時点で身につかない。
リーダーシップとか生産性とか、そんなことが身につくであろう会社を選んだから自分のものになるという発想であるならば、それこそ大企業を選ぶ「思考停止」と一緒なので、結局は自分がどうするかであり、そうなると何処でも良いとなりかねない。

④そうは言っても一見自由なキャリア(コンサルタントフリーランス、ブロガー)ほど、最初に働く会社のハッタリにインパクトがある。
会社の看板に頼らない仕事をしている人程、東大出身、マッキンゼー出身といった、エスタブリッシュな背景が結局は「信用」となっていることを、嫌という程知っているのではないか?

ということで、4つの能力は社会人として常に大事だと思うけれど、最初に働く会社の選び方については、別の判断基準ではなかろうかと思ったりする。
一介の社会人としての意見であるが。

そんじゃーね!もとい、まぁ、ご参考ということで。