人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

一度職種やポジションを離れて考えてみては?

昨日ある方とお話しした時に、自分なりに気付きがあったことを一つ。
同じ職種でも、会社によって微妙に違うことは、以前こちらのエントリーで述べた。

なので、職種を軸に転職活動をしていると、どうにも話がかみ合わない、という場面は時々ある。
「私がやりたいAという職務は、どうもこの会社ではそういう役回りではないようだ」といった具合だ。

さて、話は飛ぶが、企業が存在する目的は何であろうか?
それこそ諸説あるが、仮にゴーイングコンサーンと長期的な成長、と定義したとしよう。

その観点からすると、社員はその目的に対して、どのように貢献するのか、という本質的な関わり方が重要なのであって、企業の組織構造も、職種も、ポジションも、実はその目的を達成するための手段でしかなく、逆に職種やポジションによって、その社員の役割が定義されたり、ましてや限定されるものでも無いと思うのだ。
もちろん、日々の仕事の中で、「企業が存在する目的とは」何ていう問いは遠すぎるので、「どのような形で組織に貢献することを是とするのか」というレベルの思考で、自身の望ましい姿を定義していくと、職種に固執せず、案外自由に可能性を広げられるのではないか。

ちょっと抽象的な説明が続いた。
昨日のお話の場面を引き合いに出させていただくと、ご本人はIRの職種を、と仰っていたのだが、目指される成果、組織への貢献度、影響度をお伺いすると、それは会社によっては、社長室とか経営企画とでもいうような内容だったので、職種で探すというより、目指す成果、ゴールイメージの実現できる環境という観点で探してみては、というコメントをさせていただいた。

文字に落とすと、ありふれたアドバイスにも思えるのだが、一度、目指す成果、ゴールイメージを整理した上で、対象の会社ではなんという職種になるのか、という順番で整理するのも、一つのやり方だなと、今更ながら小生にとっての学びであった。
ちょっと分かりにくかったかもしれない。

まぁ、ご参考ということで。