人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

40歳は惑う。

小生アラフォーであるが、小生とは全然違う属性の方々のお話。
一つの会社に長く在籍して、それこそ新卒から17〜8年も経過してくると、 だいたいその会社での自分の立ち位置が見えてくるものである。

同期と比べて、前にいるのか、横並びなのか、後ろの方なのか。
どんな分野の仕事が得意で、今後はどんな仕事をしていくことになりそうか。

そんなあたりが見えてくると、正直、外の世界への誘惑にかられる。
トップで走っている人からすれば、会社の経営陣がどんな力学で動いていて、また自分の得意分野だった現場の仕事からはとても距離があることを理解し、ちょっと嫌になってしまうし、トップから一段遅れてしまったと感じている人からすれば、外の機会で巻き返してやろうと思ったりする。

それ以外にも、子供だったり、配偶者だったり、親だったりとの関係性から、仕事との向き合い方を再考しなければならないお年頃だったりもする。
その辺のいろいろな心情は理解しているつもりだが、一つの会社に長く居られなかった小生からすると、そうは言っても転職は慎重に考えていただきたい。

以前のエントリーでも申し上げたが、一つの会社に10年以上居られる人というのは、なんだかんだでその会社にマッチしている人。
その環境を捨てるということは、どのような狙いであったとしても、「あえて」苦労をしに行くということだ。

苦労をしてまで得たいものは何なのか?
惑うのはよくわかるけど、よくよく吟味したい。

まぁ、ご参考ということで。