人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

大企業に勤めるということ。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryosukenishida/20150531-00046196/
こんな記事があって。

文中のエピソードには、マーケット感覚のないサラリーマンを揶揄する様な登場人物が出てくるが、大きな会社でキャリアを積んでいく、というのはこういうことだと思う。
じゃあ、マーケットに詳しければいいかというと、個人的にはそうも言えないと思っていて、トレンドキーワードなんて、1年後にも生きているかなんて甚だ怪しい(日本の企業が蛸壺化していて、世界の潮流から取り残されつつある、という話とは別で)。

大きな組織に所属しているが故にできる大きな仕事の中には、マーケットからはだいぶ外れた管理業務、調整業務もあって、管理職になっていくと、その辺が中心になって行かざるを得ないということ。
当然マーケットからは離れる為、いざ再就職となると、記事の様に苦しむことになるけれど、管理職を放棄すると、今度はサラリーが上がらないというジレンマがあり、このジレンマが、今の日本型雇用で浮き上がっている課題だと思う。

なので、こんなブログで提示できる様な安直な解はないのだが、大きな会社でキャリアを上げていくということは、それだけ現場感を失っていくということ、上がっていく給与の中には、その会社でしか通用しない要素が多くなっていくこと、この辺を理解した上で、どういう選択をするのか、ということだと思う。
そんなことを急に言われても、となる前に。

まぁ、ご参考という事で。