人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

離職期間を作るのはなぜいけないのか?

以前このエントリで書いたのと近い話。

過去採用企業から実際に言われた話として、
①「次も決めずに辞めるなんて、社会人として(特に扶養家族が居る人ならばなお)無責任である。」
②「再就職できるか不確実なのに、先に退職するなんて『リスク管理能力』が無い。」
③「離職中の身であれば、採用企業と対等な交渉などできなくなってしまうのだから、ビジネスセンスとしていかがなものか?」
といったようなご意見がある。

これらに小生個人として完全同意している訳ではないし、離職して就職活動中の方がこの意見を読んだ時の心中如何と思うが、現実に採用側にはこういう見方をする人がいるのである。
なので普通のエージェントなら、仕事をしながら転職活動をするのが良いか、退職してからが良いかという問いに関しては、間違いなく前者と答えるだろう。

時々、地方で一人暮らしをしている親の介護が必要になったので退職し、無事に施設に入居できたので翌月から就職活動始めてます、というような人に出会うが、そんなのだったら退職せずに休職か有給でなんとかやりくりすればいいいのに、と本当に思う。
裏を返すと、介護の事情なんかなくても、辞めたかっただけなのかなぁ、なんて考えてしまう訳だが。

それは余談だが、退職して離職期間を作ってしまうと、前述のような見られ方をされてしまうリスクがあるとともに、離職期間の存在そのものが、ますます転職を難しくすることだってある。
端的に言えば、何ヶ月も離職期間ができてしまうと、「この人は中々決まらない様な人なのだ」というバイアスが採用企業側にかかってしまい、より見られ方が厳しくなってしまう。

なので、次を決めずに退職するのは、年齢の若い若くないに限らず、極限まで避けるべきアクションだと思っている。
個人的には、極めて当たり前の話なんだと捉えているが、世の中、先に退職してしまう人が結構いるので。こじんて

まぁ、ご参考ということで。