人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

年収の話で気をつけるべきこと。

今日はちょっと簡単に。
たまたま本日繰り広げていた雑談の中で、案外見落とされがちだなぁ、という事があったので。

転職の場面で、条件交渉となった時に、年収換算で話を進めていく訳だけれども、年収の中にボーナスの部分がある場合、ボーナスの付与基準と、付与額の計算式は、よく確認しておいたほうが良い。
だいたい夏のボーナスであれば、前年の10月から3月の在籍者に限り、その間のパフォーマンスに応じて支払われ、冬であれば、それが4月から9月ということになる。

なので、4月1日付入社だと、その年の夏のボーナスは出ない。
なので、ボーナスが年間4ヶ月相当で、年収換算で16ヶ月計算の給与体系だと、初年度(4月から翌年3月)は、契約年収の14/16しかもらえない。

さらに、転職時には試用期間というのが設定される場合があって、その試用期間中はボーナスの算定期間に含まれない、という給与体系規定の会社も多い。
試用期間は大体3ヶ月前後のことが多いのだが、長いところだと6ヶ月になったりするので、そうなると冬のボーナスも出ず、初年度は契約年収の12/16になる(つまり3/4だ)。

そうなると、年収⚪︎⚪︎⚪︎万円、という風に契約したとしても、その年収を実際に受け取れるのは、1年半満了して、その次のボーナスをもらってからだから、大体2年後ということになる。
これ案外知らない人が多いのだけれど、結構「あれー!?』となるポイントなので、ご案内しておく。

まぁ、ご参考までに。