人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

震災後のキャリアを考える。

今日ばかりは、このテーマに否が応でも向き合わざるを得ない。
2011年の3月11日以降、自分のキャリアを再考した方々は本当に多かったと思う。

ボランティアに、という方々ももちろんだが、仕事を通じて支援ができるような取り組みをされている人、地縁血縁が東北にあり、仕事と生活とのバランスが変わった人、結果的に当時の仕事を辞めることになった人、さらに西へ転居した人。
小生も、それまで向き合っていた仕事という存在が、如何に儚いものか思い知らされ、今後の関わり方を真剣に考え、当時のその想いは今も心に残っている。

しかしあれから4年を経て、社会課題はますます深刻な面を見せながら、一方で盛り上がっているビジネス領域は更に拡大を続け、仕事に没頭しなければ置き去りにされそうな場面も、多々出てきたように思う。
小生は幸いにして、また改めて仕事に全力で向き合える状況にあるし、仕事を通じて社会を良くすることが、自分の出来る最大限の貢献だと、勝手ながら信じている(あの経験が無ければ、そもそも考えもしなかったことだ)。

家族や地域の事情で、キャリア変更を余儀なくされた方々がたくさん居て、そういった方々には、新しい優先順位の元で、ぜひ頑張って頂きたい。
時を経て、仕事を最優先にできる方々は、それを通じて世の中の為になるよう、ベストを尽くして頂きたい。

そんな事を切に願う。
情緒的な話で申し訳ない。

まぁ、ご参考ということで。