人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

未来に対して必要以上に恐れを抱く必要はない。

こんな記事があった。

日本で最初のコンシェルジュになった方の話だ。
もちろん最初だから、ロールモデルがある訳ではないし、どんな人がなるべきか、といった選定基準もない中で、「自分が」と言ってなったのだ。

これは大変な苦労と熱意だったと思うし、何より自分のことを信じられなければ、モチベーションが保てなかったと思う。
ここでふと、転職者全般について思いを巡らせると、誰もがロールモデルのない中で、オリジナルなキャリアを切り開いていく以外に、実際のところは道は無いのではないかと考えたりもする。

小生は現在38歳で、5回の転職を経験し、6社目の会社で勤務している。
転職が多いのも承知していて、実際自分より職歴が多い人にお目にかかることも滅多にない。

むしろそんな人が居たら積極的に会ってみたいくらいだ。
挙句、金融と人材と行ったり来たり、時には両方兼務したり、今はコンサルをしていたりと、一貫性のないキャリアを歩んでいる(全てが今に融合していると言ってくれる人もいるが)。

しかし3回目の転職のあたりから、世の中で珍しいタイプだという自覚が芽生えてきて、その特異性を武器に、どう戦っていくかを考えるようになったと思う。
正直、自分の人生に対して、不安に思わなかったかと言われれば、決してそんなことはない。

しかし、ある時、人が「一般的」と称するのではない、オリジナルなキャリアを歩むことになるのだと自覚した時から、吹っ切れたのだと思う。
人が正解だという道筋をなぞろうとするから、「合っている」「間違っている」という話になるのだが、そこはあなたの人生、自分の先を歩む人も、後に続く人も居ないのだ。

もちろん最善の注意と準備は必要だけれど、まだ起きてもいない未来に、必要以上に恐れを抱く必要はない。
成功も失敗も、あなた自身が決めることだ。

どうか堂々と、堂々と自分のオリジナルの人生を切り開いていただきたい。
長くなった。

まぁ、ご参考ということで。