人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

そんな◯◯は優秀とは言わない。

タイトルはなんのことを言っているのか。
採用企業側とお話しする時に、よくある会話の一つに、「うちのエンジニア(でもなんでも良い)は優秀なんだけど、コミュニケーションに問題があって…」というようなものがある。

これ、結論を言ってしまうと、そんなエンジニアは優秀でもなんでもない。
本当に優秀なエンジニアは、企画ができて、コードが書けて、営業やマーケティングも、若手の育成や牽引もでき、人間的にも素敵な人物だ。

「そんな奴いるか!」と言う人もいるかもしれないが、実際居る。
ただし多くは無いけど。

優秀な人事も、優秀な経営者も、そんな人間が居ることを知っている。
さて、そんな事象を、転職を考える人間として、どう受け止めるべきだろうか?

一つは、上には上が居るので、厳しい要求かもしれないが、終わりのない自己研鑽に取り組むということだろう。
また、どんなフルスペックの相手とも戦えるような、自分オリジナルの戦略を考える、というのもあるだろう。

そんな努力・試行錯誤を続けていくと、共に働く仲間や、戦う相手のレベルが上がっていき、自分自身をより高みに引き上げてくれる。
小生が大変お世話になっている人事コンサルの先生の言葉に、「Aクラスの人材はAプラスの人材と働きたがり、Bクラスの人材はBマイナス以下の人材と働きたがる」というものがあった。

小生の経験上、これは本当に真理だと思う。
もはや、自分よりレベルが高い相手と向き合う人間かどうかで、人物評価を定めても良いくらいだ(だってそんな人材は放っておいても勝手に育つので)。

あったりまえの話なんだけれども、自分に対して妥協しない研鑽を続けていく以外に、キャリアアップの道はないのだ。
説教くさい話になってしまったけれども。

まぁ、ご参考ということで。