人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

自分の夢とどう向き合うのか?

今日のネタは、具体的な相談がベースになっている。
今いる会社はカルチャーが合わず、今日にでも辞めたいわけではないが、転職は時間の問題だと認識していて、一方ご自身のライフワークで取り組んでいるテーマがあって、それと目線が揃うような、ライフワークとキャリアにシナジーがあるような機会があれば、という中で、一件オファーを貰ったけども、ライフワークとのシナジーは無い、はてどうするか?という話だ。

文章にすると、「辞めたい」と「やりたい」のどちらを優先させるか、というだけなのだが、ご承知の通り、仮に前者を優先すると、キャリアも人生の残り時間も回り道になるので、当事者としての悩みは深い。
一緒に悩んでしまうと、小生も答えが見えなくなってしまうので、ちょっと別の切り口で考えてみたい。

その1は「課題解決」である。
曲がりなりにも「コンサルタント」を名乗る以上、顧客の課題解決が出来なければならないと思うが、重要なのは、「解決しなければならない課題は何か?」というシンプルな問いへの答えではないか。

今の環境が如何ともしがたい、という課題であれば、転職もまた止む無しとも言える。
個人的には、転職で回り道になっても、本当に自身にとって大事なライフワークなら、人生の中で必ずチャンスは巡ってくると思う(それも案外思いもよらない形かもしれない)。

その2は、「マーケティング」である。
自身の「やりたい」と考えていることが、どれだけマーケットニーズがあるのか、若しくはニーズを作り出せるのか、あるいは時間とともに、チャンスが巡ってくるのか。

ニーズのないところでウンウン悩んでも仕方ないし、ないのであれば作り出すしかない。
仕事は仕事で頑張りながら、虎視眈々とチャンスを狙うのも悪くないけれども。

この流れで話をすると、人間にはやっぱり物理的な限界があるように思っていて、いつまでも意に沿わない環境で我慢していると、意志の力も体力も失われていくような気がする。
日々悩むくらいであれば、遠回りのリスクがあっても、時間のゆとりや、待遇であるとかを優先して、チャンスが来ればいつでも猛ダッシュできるコンディションに自分を整えておく、というのは悪くないと思う。

誰かさんも、「他人のドグマにとらわれて生きる必要などない」と言っている。
まぁ、ご参考ということで(今日はならないかな(笑))。