人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「幹部候補」という言葉に気をつけよう。

さてさて、いろいろな求人を見ていると、「○○候補」という言葉をよく目にすることがある。
日本語はつくづく奥が深いなぁと思うのだが、「候補」という表現には、「含み」という意味と、(本当にone of themの)「候補」という、二つの意味がある。

純粋な人ほど、エージェントから「これは幹部候補の案件なんですよっ!」と言われて、「お、おぅ」と呼応しがちだが、そういう案件は間違いなく後者である。
そもそも日本の会社において、そこで働く人は、アルバイトまで含めて「幹部候補」なので、変な期待で臨むと大怪我をするので要注意。

「含み」かどうかの目安は、前任が抜ける等の求人背景の他に、業績、昇格期日などの定量的な要素で「○○」になれることが見えているかだろう。
そうでなければ、「あぁ、実質one of themなんだなぁ」と理解して、頑張るかどうかを判断すれば良い。

「◯◯候補」という言葉は、多くの優秀な人材を惹き付けるために、多用されがちだし、実際のところ、入社してもらいたい人材は皆幹部候補である(あって欲しい)んだけども、その辺の誤解があると、「私は◯◯候補で入ったはずなのに!」というミスマッチの原因になりやすい。
くれぐれもよく見極めていただきたい。

まぁ、ご参考ということで。