人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

転職するべきかどうかの見極め方 その3

さあ、話がどんどんディープになっていく。
人間関係、お金という背景での転職活動、というお話が続いたが、もっとフワッとしているけど、切実な理由がある。

「自分にはもっと適した環境、仕事があるのではないか?」というやつだ。
人によってはとても深刻で、それでいて「こんな事で悩む自分は『青い鳥』を追い求めているだけなんだろうか?」と、悩んでしまうどころか、「自分は甘い」と責めてしまいがちになる。

もちろん実際には甘い人もいるし、そんな状態で転職エージェントに行っても、「もうちょっとまとまってから動きましょうか?」と諭されて終わりだろう。
しかしながら小生は、このような転職理由、悩みはとても大事にしたほうがいいと思う。

転職なんてしない人は、そんな悩みを持たないか、持っても本当に気の迷い程度なので、その悩みが頭の片隅から離れないというのは、その人にとってとても大事な悩みだと思うのだ。
ましてや、仕事のことは、人生のとても重要な要素なのだから、人生の悩みと言ってもいい。

そんな人に、であるが、先ずはとりあえず求人をたくさん見てみることをお勧めしたい。
時間を作ってまとめて100でも200でも見るのだ。

方向感がつかめない時というのは、大抵の場合、インプットする情報量が少ないことが理由である(これはビジネスの他の場面でも良くある)。
溢れるほどインプットすると、アウトプットも比較的楽に出てくることが多い。

そして注意点がもう一つ。
求人を見ている自分を、一歩引いて観察してほしい。

転職サイトの検索項目を入力するアクションの一つ一つ、求人を読んだファーストインプレッションに、あなたの仕事観が反映されている可能性が高い。
大変骨の折れることだと思うが、人生に向き合う一つのアプローチなので、検討してみてはどうだろうか。

まぁ、ご参考ということで。