人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新規事業開発

組織のビジョンと新規事業

新規事業は、所属する組織の描くビジョンの延長線上で考えるべきか、ビジョンを取っ払ってゼロベースで考えるべきか、という質問を最近よくいただくので、自分なりの見解を示しておきたい。 ビジョンに従うべきという考えの論拠は、飛び地の事業リスクを避け…

「あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか」 読了 ~ビジネスの本質はいつも面白い~

リンクを張る。 あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか ネット時代の老舗に学ぶ「戦わないマーケティング」 作者: 仲山進也 出版社/メーカー: 宣伝会議 発売日: 2015/08/20 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る いやー、面白かった。 楽天の創業…

「イノベーションのジレンマ」がまさに進行しているかもしれない話

何がって、カメラ業界の話である。 今、高級モデルの領域で後発のソニーがシェアを増やし続けているのだが、これがまさに「イノベーションのジレンマ」の実例になるのかもしれないと感じている。 イノベーションのジレンマ (―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき…

「池上彰教授の東工大講義 学校では教えない「社会人のための現代史」」 読了 〜国際政治を理解する基礎知識〜

リンクを貼る。 池上彰教授の東工大講義 学校では教えない「社会人のための現代史」 作者: 池上彰 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/10/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 相変わらず池上さんは満足度が高い。 現代史、特に「ま…

あるべき姿の追求

人材エージェントとして、数多くのプロ経営者、それも事業再生系のプロ経営者とお話していて、感じたことがある。 ほとんどのプロ経営者は事業再生にあたり、何をやるかというと、「当たり前のことを馬鹿みたいにちゃんとやる」いわゆる「ABC」というヤツを…

シニアマーケット雑感

今日、たまたま某百貨店の新店舗に、友人とランチをしに行ったわけです。 11時40分くらいだというのに、客単価二千円超の店に列ができていて、60歳オーバーだとみられる男女がずっと待っています。 我々もそのうちの店の一つに並んだのですが、まぁ待ちます…

「ビジネスフレームワーク図鑑」 読了 〜ビジネス百科事典〜

リンクを貼る。 ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70 作者: 株式会社アンド 出版社/メーカー: 翔泳社 発売日: 2018/08/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 出張の途上に、駅の本屋さんで手に…

好きなタイプ

別に恋愛の話ではないよ。 それなりに長く生きていると、好きな人のタイプというのは、友人関係でもビジネス上の付き合いでも、いろいろ出てくると思う。 嫌いなタイプの話をしだすと、大抵の人は「世の中全般で嫌われるタイプ」に集約されると思うし、小生…

ボトムやミドルも逃げていないか?

大企業の新規事業あるあるなんだけど。 例えばフィジビリティスタディで100万円でランディングページ作ってユーザーの反応が見たいです、なんて希望があったりする。 100万円だったら課長決済でいけますよね?って話が、「いや、うちの会社の名前が出るんだ…

「世界の経営学者はいま何を考えているのか」 読了 〜背筋も凍る面白さ〜

リンクを貼る。 世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア 作者: 入山章栄 出版社/メーカー: 英治出版 発売日: 2012/11/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 10人 クリック: 92回 この商品を含むブログ (59件) …

新規事業にノウハウはあるのか?

新規事業の支援(コンサルとはあえて言わない)を生業として、もう何年も経つが、最近ますます悩みが深い。 過去何度も書いたけれど、新規事業というのはそもそも定義からして難しい。 その事業を通じて、どんな未来を目指すのかも、あやふや。 結局は小さく…

「ぶしゅ よなよなエールがお世話になります」 読了

リンクを貼る。 ぷしゅ よなよなエールがお世話になります 作者: 井手直行 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2016/04/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 皆さんは「よなよなエール」というクラフトビールをご存知だろうか? ビール大…

「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」 読了

リンクはこちら。 世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書) 作者: 山口周 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/10/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る はい、Kindle Unlimitedありがとうございます。 山口氏の著作が続く。…

「総合スーパーの興亡」 読了

まずはリンクを貼る。 総合スーパーの興亡 作者: 三品和広,三品ゼミ 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2011/03/25 メディア: 単行本 クリック: 20回 この商品を含むブログ (1件) を見る 何を隠そう小生は三品先生のファンである。 何冊読んだかわか…

絶賛試行錯誤中

新規事業開発に関わる仕事に取り組んではや数年。 本ブログも転職ネタから、徐々に新規事業ネタに移行してきたが(最近は圧倒的に読書ネタだが、新規事業の情報源としての”仕入れ”が主な目的だったりする)、新規事業を求める企業の声も、日に日に強くなって…

「脳は、なぜあなたをだますのか」 読了

リンクを貼る。 脳は、なぜあなたをだますのか ──知覚心理学入門 (ちくま新書) 作者: 妹尾武治 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/08/26 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る これはまぁ、個人的には大好物のジャンルだったりする。 著者の…

「武器になる哲学」 読了

リンクを貼る。 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 作者: 山口周 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/05/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る 山口氏の著作は一通り読み切るまで追いかけると思う。 …

進化論と新規事業

今朝、本を読んでいて、ふと考えたことを。 ダーウィンの進化論は皆さんご存知かと思う。 神様が今の姿を作られたのではなく、環境に適した種が生き残った、というアレである。 小生、中途半端な理解をしていたことがあるのだが、それはそれぞれの種が、変化…

「売り上げにつながる「顧客ロイヤルティ戦略」入門」 読了

リンクを貼る。 売上につながる「顧客ロイヤルティ戦略」入門 作者: 遠藤直紀,武井由紀子 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2015/12/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ちなみに小生は筆者と面識があるので、本書は以前から存じ上げて…

買う人、買わない人

新規事業開発には、色々な要点がある。 それだけで一冊の本が書けるのだが(一冊では収まらないかもしれない)、その中でも、潰すべきポイントは、「ニーズの確からしさ」と「組み立ての確からしさ」と「拡がりの確からしさ」だと申し上げている。 それぞれ…

リスク、リスクと言うけれど

事業にはリスクがつきものだ。 リスクというのは不確実性のことで、良い様にも悪い様にも「跳ねる」のが、本来のリスクの意味である。 企業におけるリスクの議論は、新規事業を検討するときに良く出るが、既存事業にだってリスクはある。 あるけれど、一応う…

新規事業提案のジレンマ

ニーズのディテールを語れば、そんな顧客は大勢いるのかと問われる。 マクロの市場を語れば、手触りが無いという。 実現性を高めるために他社とのアライアンスを進めると、ウチがやる意味は何かと聞く。 自社開発を主軸に据えれば、これからは共創の時代だと…

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」 読了

リンクを貼る。 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書) 作者: 山口周 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/07/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 山口氏の著作は小生的に…

左脳で考え、右脳で決める

転職をたくさんしてきて、それ以外にも色々重たい決断を下してきた人生なのだが(笑)、30歳くらいから意識していたのが、「左脳で考え、右脳で決める」ということ。 脳の役割からすれば、当たり前のことを言っているのだが、決断に当たって漫然と考えているだ…

「「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済」 読了

リンクを貼る。 「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済 (光文社新書) 作者: 小川さやか 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/07/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (15件) を見る こちらもアマゾンのセールで目にしたのがきっかけだった…

事業計画は似ている事例を探す

これ、実際に新規事業の起案者と伴走している時によく使うテクニックなのだけれど。 事業計画書を書く際に、必須項目になるのが収支のところ。 単年度の収支のところから、似ている事例を援用するケースもあるが、単年度の収支くらいは、企画する人がきっち…

なんの課題を解決するのか?

最近は読書ブログと化していて、ネタを考えるところから始めるのをサボっていた。 読書メモは今日時点で85件もあり、このまま行くと100冊を超えるペースで、個人的にも史上最多である。 さらに毎日のブログチェック、ニュースチェックもあるので、結構なイン…

「楽しい場」を作れなければ上手くいかない

普通の仕事もそうだし、新規事業においてもそうだけれど、日々の業務の環境というのは、とても大事である。 上手くいくことばかりではないけれど、かといってそれで辛くなったり、必死じゃなければ生き延びられない「場」というのは、長く続くわけがない。 …

「1000億円のブームを生んだ考えぬく力」 読了

まずはリンク。 1000億円のブームを生んだ 考えぬく力 作者: 須永珠代 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2016/05/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 故あって”ふるさと納税”を諸々調べており、手にとって一気読みした次第。 本書は、…

「心技体×100人に1人」の逸材

なんだか物々しいタイトルなのだが。 駆け出しの人材エージェントだった頃に、当時ご一緒していた大先輩から、「心技体が揃った人材」という表現を教わったのである。 なんともまぁ「言い得て妙」とも思ったし、今振り返ると、心技体のどれかを備えた人材は…