人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新規事業開発

サービス品質は簡単には上がらない

今日は朝から大変であった。 用賀のクライアントのところで朝10時からワークショップのファシリテーターを務めることになっていたので、半蔵門線で向かっていたのだが、三軒茶屋で停電があって田園都市線が止まり、乗っていた半蔵門線も永田町で足止めを受け…

公知化戦略

特許、知財の世界は奥が深くて、小生も聞きかじり程度の知識しかない。 新規事業の世界にいると、新しい事業とセットで特許を取りに行くのかと思われがちだが、実際は意外とそうでもない。 特許を取るということは、中身をオープンにするということ。 そうな…

面白いアイデアなんか、いらない

今、新規事業開発で何が求められているのか? 企業によってニーズは色々だろうけど、はっきり言って、「面白くて儲かる事業」なんて、ある訳がない。 いつだって新規事業は荒削りで、不確実で、よくわからないものなのだ。 成功事例の完成形だけ見て、「ウチ…

周りの人はちゃんと見ている

真剣に考え、行動し、努力している人というのは、結果が出ていなくても周りの人はわかるものである。 周りの目を気にして、「こんなことを言ったらバカにされるんじゃないか?」「恥ずかしい」などと考える人は、まだまだ真剣じゃないんだと思っている(仕事…

結局何がしたいのか?

チャットで新規事業の相談を受けながら、今日のブログを書いている。 新規事業の本質的な難しさは、起案者のやりたいことと、世の中が求めていることと、会社が目指す姿とが、合致している必要があることだ。 このテーマの設定については、やりたいことと世…

社会は複雑化しているのだ

あまりマスコミが謳うような流行りのテーマというものについては、懐疑的な方である。 特にビジネス系で、日経新聞あたりに取り沙汰されている話題は特に。 マスコミは世論を盛り上げるのが仕事だったりするので、往々にして実態を伴わないし、業界のプロか…

たかが考え方、されど考え方

今日は、働き方について先進的な取り組みをされていらっしゃる企業さんへのインタビュー。 大変素晴らしいし、是非働きたいと思ったし、世の中の会社がみんなこんな感じだったら、どれだけ良い世の中だろうと感心した次第。 その先進的な取り組みは、ざっく…

オープンに活動していれば、道は開ける

おかげさまで今日も大変忙しい1日であった。 殆どが、かつてお世話になった方々に甘えて、インタビューのお時間をいただいた訳だけれど。 内にこもって考え続けることなく、外に出てインタビューをすれば、とても楽しいし、ブレイクスルーも見えてくるもの。…

イノベーションは思いもよらない方向から

本日、ある勉強会に参加して、こんなことがあるのだなと感心した話。 国土交通省による「健康医療福祉」に関する取り組みについてである。 厚生労働省ではない。 「あの」国土交通省である。 内容としては、改めてコンパクトシティ関連の話なのだが、単純に…

閾値を越える

イノベーションとその周辺においては、いかにティッピングポイント(閾値)を越えるか、について議論されることが多い。 キャズムを越える話と同じと言ってもいいかもしれない。 ティッピングポイントについては、こちらのリンクを引用する。 http://www.itmed…

一点突破の凄み

今日はこの記事に言及せねばなるまい。 monoist.atmarkit.co.jp 少々長いが、是非ご一読いただきたい。 世の中にではイノベーションイノベーションと騒がれているが、現実の世界では、リソースも限られ、現場は疲弊し、強烈なグローバル競争の拡大という、絶…

自分の信じられるものを見つける

新規事業構築において、行き詰まるパターンの一つに、「何がしたいのかよく分からなくなる」というものがある。 開拓すべき新市場とか、売るべき新商品などのミッションが与えられている場合は、なんらかの形でPDCAを粛々と回せば良いので、まあ話が早いとい…

根性論は脇に置いておいて

いつの時代も日本の企業は、社員の覚悟を求めがちである。 もちろん、極限状態で最後にモノを言うのは、というのは確かにあるが、日常から求めすぎのような気がする。 戦い方のフレームワークとして、かつて「戦略・戦術・戦闘」というレイヤリングの話をし…

思考には枠組みが必要

ものを考えるというのは、誰にでも出来ることだけれど、思考を「深く」していくのは、どうもコツがいるようである。 今日、外部講師をお招きしてのワークショップを運営したのだが、そこで「6つの帽子思考法」というのを展開いただき、場が盛り上がるだけで…

「イノベーションとは未来の売上を作ること」

クライアントからの又聞きで恐縮だが、「イノベーションとは未来の売上を作ること」と仰っている方がいるそうである。 けだし名言である。 もちろん、イノベーションの価値を低く見ているとか、もっと非連続なものがイノベーションであるとか、色々ご意見は…

そのニーズは本当に存在するのか?

新規事業では「あるある」の問いかけである。 一方で、その答えを掴むのが本当に難しい問いかけでもある。 例えば新規事業提案で、保育園をやりたい、というお話はよくある。 待機児童も解消しないし、社会的な要請も強いし、身近に困っている友達も居る。 …

社会の変化と向き合う

若者の〇〇離れ、というのがある。 聞くところによれば、100個以上あるらしい。 若者はなんでも離れまくりである。 アメリカを中心に言われている「ミレニアル世代(1981年から1996年に生まれた人々で、その人口はアメリカ全体の約2割、7000万人以上に上る)」…

なぜ組織内コミュニケーションに、こうも手間がかかるのか?

昨今話題の「働き方改革」を巡って、下記のような主張を目にした。 https://www.businessinsider.jp/amp/post-100838 この記事の趣意自体は、読むに値すると思うので、是非ご一読を。 しかし、小生が引っかかったのは、記事中の「大企業の労働生産性が悪い一…

ネガテイブ情報は酒を注ぐように

先週のエントリー、「別れても好きな人(笑)」に教わった話である。 当時、駆け出しの人材紹介コンサルタントとして、企業と人の間に入って仲介役をしていたわけで。 転職の場面では、「初めまして」からコミュニケーションが始まるのだが、企業も人も、当然…

目に見えないところに奥行きがある

銀行に居たこともあって、銀行以外のご出身の方に、15時以降に銀行の中で何をやっているかというお話をすると、大抵「へー!」というリアクションで驚き、感心していただける。 感心していただける方の心理の裏にはたいてい、「サービス業なんだから15時にな…

人を育てる

新規事業のお手伝いなどというお仕事をしていると、クライアントから「あのリクルートと我が社は何が違うのか?」という質問をよく受ける。 ほんの少しグループに所属していただけの小生が、その質問に答えるにふさわしいとは思わないが、ベテランのリクルー…

新規事業で本当に大事なこと

2017年8月時点での、小生の裏表のない率直な見解を述べたい。 よく新規事業に関わる世界では、時代の洞察が大事だとか、起案者の本気度合いがモノを言うとか、経営のコミットメントだとか、経営資源を生かすことがキモなのだとか、色々なことが言われている…

時代の変化を捉える

はじめに断っておくが、結論があるわけではなく、どうしたら良いのかな、という話。 先日も、電話が厄介だという話を書いた。 http://dai19761110.hatenablog.com/entry/2017/07/12/202848 新しいツールで既存のツールが時代遅れになるという話でもある。 先…

事業再生のキモ

最近読んだ面白い記事がこちら。 https://www.advertimes.com/20170724/article255054/ 衰退していた雑誌を、新しい編集長があの手この手で立て直すストーリー。 工夫満載なので是非ご一読を。 「衰退の力学」に反する新規事業開発はどのように進めるか、と…

アイデアは質より量

これはもう、アイデア発想の領域では、鉄板で語られている話。 最近色々と考えていて、新規事業開発関連では特に、現実のビジネスシーンでは、圧倒的にアイデアの量(数)がたりてないのではないか、という問題意識に至っている。 量が確保できる働きかけを行…

「なぜ」を問うのは限界がある

製造業の現場では有名な、「なぜなぜ分析」という手法がある。 ある事象に対して、「なぜ」という質問を重ねていくことで(通常は5回)、事象が起きた真の原因を探るというものだ。 ちゃんとした本だってある。 https://www.amazon.co.jp/なぜなぜ分析-実践編-…

文化が行動を支配する

今日は以前大変お世話になった、メーカーの品質保証のプロフェッショナルの方と三年ぶりに再会した。 現在その方は、いろいろな会社のコンサルタントとして、品質関連の改善に取り組んでいるそうなのだが、大変興味深いお話をお伺いした。 現在コンサルティ…

駄目なら駄目と言うのも優しさのひとつ

なんというか、世の中色々と「優しい」人が増えてきているような気がする。 はっきりしたことを言うと、パワハラといわれるのではとか、不確実な時代の中で断定的な物言いもしにくい、という迷いだったり、あくまで発言した本人の自主性を尊重したい、という…

実体験で初めて気付かされること

最近、「電話が厄介だ」という論調が増えて来ていることをご存知だろうか。 https://www.businessinsider.jp/post-34949 小生の実体験としても、実際に電話の利用機会は減っている(仕事の電話と会食の予約の電話が同量くらいではないか?)。 メールは以前か…

市場調査についての諸々(雑感)

新規事業開発でも、転職先探しでも一緒だと思うが、その市場が伸びているのか、というのは重要なポイントとして語られることが多い。 しかしこれは結構難題である。 既に出来上がったビジネスで、業界シェア上位の会社であれば、その市場動向から各種投資判…