人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新規事業開発

顧客体験が変わると、課金も変わる

今日、Apple Storeで実際にあった、やたら元気な店員のにぃちゃんとの会話。 小生が同社のイヤホンを付けていることを受けての流れである。 「お客様、何か有料音楽配信のサービス、使われてますか?」 「使ってるよ。Spotifyのプレミアム。ごめんね、Apple …

新規事業アイデアの見切り時

新規事業立ち上げの経験のある方ならお分りいただけると思うのだが、アイデアを検討していく中で、色々難しい局面に遭遇していくことになる。 難しい局面そのものは、粛々と潰していけばいいので、実はそんなに「難しく」は無いと思っている。 寧ろ本当に難…

仲間を作る

どんな仕事でも、一人で完結するということはありえない。 新規事業では特にそうだ。 出発点が自分のやりたいことだったとしても、会社が認めてくれなければ事業としては立ち上がらない。 大義がなければ、協力してくれる人も増えない。 自分のやりたいこと…

良いアイデアを生み出す方法

今日、ちょっとしたインタビューを受けていて、最初に聞かれた質問がタイトル。 「そんなんあるか!」とはもちろん言わない(笑)。 もちろん、安直な方法はないんだけれど。 お答えしたのは二つ。 一つは、余裕を持って日々の仕事なり、生活なりに取り組むこ…

目に見えない成果に対する努力

武術の稽古というのは、最初のうちは目に見えて上達するけれど、それはせいぜい初段まで。 期間にすると2〜3年というところだろうか。 そこから先は、少なくとも素人目には見えない成果を、どう作り上げていくか、という営みになる。 スポーツであれば、タイ…

どんな新規事業がうまくいくのか?

これは、おつきあいが始まったばかりか、始まる前のクライアントからよく聞かれる質問である。 正直にいうと、残念ながらわからない。 もちろん「それっぽい」ことを言って、感心させるくらいのことはできるが、そういうことは不誠実だと思うのでやらないし…

不合理な意思決定

小生と別の分野でコンサルタントとして活躍されている方とディスカッションをしたのだが、新規事業を行うという意思決定は、本来かなり不合理なものなのではないか、という意見が出た。 新規事業というのは、その会社として未知の領域へのチャレンジであり、…

新規事業を成功させるのはどんな人なのか

今日、クライアントのキックオフイベントに参加していて、参加者の方から「新規事業を成功させるのはどんな人なのか?」という質問を受けたのである。 質問を受けて「はて?」と考えてしまった。 年間で何十人も伴走して、成功も失敗も一緒に味わっているの…

チャレンジをあきらめない

チャレンジといってもT芝社のことでは勿論ない。 いちいち注釈をつけなければならなくなったという意味では、本当に罪作りな事をしてくれた。 それはともかく、新しい事業へのチャレンジも、今の仕事の中でのチャレンジも、転職も含めたキャリア上のチャレン…

伝える、伝わる

面接をある意味プレゼンの場だとすれば、新規事業の支援も、転職の支援も、「誰に対してどうプレゼンするか」を一緒に考えるという意味では、同じだと思っている。 そんな中で、一番大事にしているのは、エレベーターピッチでどう伝えるか。 エレベーターピ…

サービス品質は簡単には上がらない

今日は朝から大変であった。 用賀のクライアントのところで朝10時からワークショップのファシリテーターを務めることになっていたので、半蔵門線で向かっていたのだが、三軒茶屋で停電があって田園都市線が止まり、乗っていた半蔵門線も永田町で足止めを受け…

公知化戦略

特許、知財の世界は奥が深くて、小生も聞きかじり程度の知識しかない。 新規事業の世界にいると、新しい事業とセットで特許を取りに行くのかと思われがちだが、実際は意外とそうでもない。 特許を取るということは、中身をオープンにするということ。 そうな…

面白いアイデアなんか、いらない

今、新規事業開発で何が求められているのか? 企業によってニーズは色々だろうけど、はっきり言って、「面白くて儲かる事業」なんて、ある訳がない。 いつだって新規事業は荒削りで、不確実で、よくわからないものなのだ。 成功事例の完成形だけ見て、「ウチ…

周りの人はちゃんと見ている

真剣に考え、行動し、努力している人というのは、結果が出ていなくても周りの人はわかるものである。 周りの目を気にして、「こんなことを言ったらバカにされるんじゃないか?」「恥ずかしい」などと考える人は、まだまだ真剣じゃないんだと思っている(仕事…

結局何がしたいのか?

チャットで新規事業の相談を受けながら、今日のブログを書いている。 新規事業の本質的な難しさは、起案者のやりたいことと、世の中が求めていることと、会社が目指す姿とが、合致している必要があることだ。 このテーマの設定については、やりたいことと世…

社会は複雑化しているのだ

あまりマスコミが謳うような流行りのテーマというものについては、懐疑的な方である。 特にビジネス系で、日経新聞あたりに取り沙汰されている話題は特に。 マスコミは世論を盛り上げるのが仕事だったりするので、往々にして実態を伴わないし、業界のプロか…

たかが考え方、されど考え方

今日は、働き方について先進的な取り組みをされていらっしゃる企業さんへのインタビュー。 大変素晴らしいし、是非働きたいと思ったし、世の中の会社がみんなこんな感じだったら、どれだけ良い世の中だろうと感心した次第。 その先進的な取り組みは、ざっく…

オープンに活動していれば、道は開ける

おかげさまで今日も大変忙しい1日であった。 殆どが、かつてお世話になった方々に甘えて、インタビューのお時間をいただいた訳だけれど。 内にこもって考え続けることなく、外に出てインタビューをすれば、とても楽しいし、ブレイクスルーも見えてくるもの。…

イノベーションは思いもよらない方向から

本日、ある勉強会に参加して、こんなことがあるのだなと感心した話。 国土交通省による「健康医療福祉」に関する取り組みについてである。 厚生労働省ではない。 「あの」国土交通省である。 内容としては、改めてコンパクトシティ関連の話なのだが、単純に…

閾値を越える

イノベーションとその周辺においては、いかにティッピングポイント(閾値)を越えるか、について議論されることが多い。 キャズムを越える話と同じと言ってもいいかもしれない。 ティッピングポイントについては、こちらのリンクを引用する。 http://www.itmed…

一点突破の凄み

今日はこの記事に言及せねばなるまい。 monoist.atmarkit.co.jp 少々長いが、是非ご一読いただきたい。 世の中にではイノベーションイノベーションと騒がれているが、現実の世界では、リソースも限られ、現場は疲弊し、強烈なグローバル競争の拡大という、絶…

自分の信じられるものを見つける

新規事業構築において、行き詰まるパターンの一つに、「何がしたいのかよく分からなくなる」というものがある。 開拓すべき新市場とか、売るべき新商品などのミッションが与えられている場合は、なんらかの形でPDCAを粛々と回せば良いので、まあ話が早いとい…

根性論は脇に置いておいて

いつの時代も日本の企業は、社員の覚悟を求めがちである。 もちろん、極限状態で最後にモノを言うのは、というのは確かにあるが、日常から求めすぎのような気がする。 戦い方のフレームワークとして、かつて「戦略・戦術・戦闘」というレイヤリングの話をし…

思考には枠組みが必要

ものを考えるというのは、誰にでも出来ることだけれど、思考を「深く」していくのは、どうもコツがいるようである。 今日、外部講師をお招きしてのワークショップを運営したのだが、そこで「6つの帽子思考法」というのを展開いただき、場が盛り上がるだけで…

「イノベーションとは未来の売上を作ること」

クライアントからの又聞きで恐縮だが、「イノベーションとは未来の売上を作ること」と仰っている方がいるそうである。 けだし名言である。 もちろん、イノベーションの価値を低く見ているとか、もっと非連続なものがイノベーションであるとか、色々ご意見は…

そのニーズは本当に存在するのか?

新規事業では「あるある」の問いかけである。 一方で、その答えを掴むのが本当に難しい問いかけでもある。 例えば新規事業提案で、保育園をやりたい、というお話はよくある。 待機児童も解消しないし、社会的な要請も強いし、身近に困っている友達も居る。 …

社会の変化と向き合う

若者の〇〇離れ、というのがある。 聞くところによれば、100個以上あるらしい。 若者はなんでも離れまくりである。 アメリカを中心に言われている「ミレニアル世代(1981年から1996年に生まれた人々で、その人口はアメリカ全体の約2割、7000万人以上に上る)」…

なぜ組織内コミュニケーションに、こうも手間がかかるのか?

昨今話題の「働き方改革」を巡って、下記のような主張を目にした。 https://www.businessinsider.jp/amp/post-100838 この記事の趣意自体は、読むに値すると思うので、是非ご一読を。 しかし、小生が引っかかったのは、記事中の「大企業の労働生産性が悪い一…

ネガテイブ情報は酒を注ぐように

先週のエントリー、「別れても好きな人(笑)」に教わった話である。 当時、駆け出しの人材紹介コンサルタントとして、企業と人の間に入って仲介役をしていたわけで。 転職の場面では、「初めまして」からコミュニケーションが始まるのだが、企業も人も、当然…

目に見えないところに奥行きがある

銀行に居たこともあって、銀行以外のご出身の方に、15時以降に銀行の中で何をやっているかというお話をすると、大抵「へー!」というリアクションで驚き、感心していただける。 感心していただける方の心理の裏にはたいてい、「サービス業なんだから15時にな…