人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新規事業開発

アイデアは質より量

これはもう、アイデア発想の領域では、鉄板で語られている話。 最近色々と考えていて、新規事業開発関連では特に、現実のビジネスシーンでは、圧倒的にアイデアの量(数)がたりてないのではないか、という問題意識に至っている。 量が確保できる働きかけを行…

「なぜ」を問うのは限界がある

製造業の現場では有名な、「なぜなぜ分析」という手法がある。 ある事象に対して、「なぜ」という質問を重ねていくことで(通常は5回)、事象が起きた真の原因を探るというものだ。 ちゃんとした本だってある。 https://www.amazon.co.jp/なぜなぜ分析-実践編-…

文化が行動を支配する

今日は以前大変お世話になった、メーカーの品質保証のプロフェッショナルの方と三年ぶりに再会した。 現在その方は、いろいろな会社のコンサルタントとして、品質関連の改善に取り組んでいるそうなのだが、大変興味深いお話をお伺いした。 現在コンサルティ…

駄目なら駄目と言うのも優しさのひとつ

なんというか、世の中色々と「優しい」人が増えてきているような気がする。 はっきりしたことを言うと、パワハラといわれるのではとか、不確実な時代の中で断定的な物言いもしにくい、という迷いだったり、あくまで発言した本人の自主性を尊重したい、という…

実体験で初めて気付かされること

最近、「電話が厄介だ」という論調が増えて来ていることをご存知だろうか。 https://www.businessinsider.jp/post-34949 小生の実体験としても、実際に電話の利用機会は減っている(仕事の電話と会食の予約の電話が同量くらいではないか?)。 メールは以前か…

市場調査についての諸々(雑感)

新規事業開発でも、転職先探しでも一緒だと思うが、その市場が伸びているのか、というのは重要なポイントとして語られることが多い。 しかしこれは結構難題である。 既に出来上がったビジネスで、業界シェア上位の会社であれば、その市場動向から各種投資判…

客を選ぶ

小生はこの十年以上、同じ美容師さんに髪を切ってもらっている。 その間、他所で切ってもらったのは、スケジュールの都合で一回だけだったと思う。 表参道の駅から十分くらいの立地の店で、もう十数年、ほぼ一人で経営している。 お世話になったきっかけは、…

会社にとっての意義

新規事業開発をお手伝いしていて、起案者が一番引っかかりやすいのが、ここではないかと最近感じている。 つまりその新規事業を会社でやる意義、意味合いであり、違う言い方をすれば、「なぜやるのか?」ということである。 新規事業というのは、起案者の意…

会社の常識、社会の非常識

タイトルを考えてググったら出てきた記事のリンクを貼っておく。 http://diamond.jp/articles/-/117854 小生が新卒で入社した銀行では、社内でも「銀行の常識は社会の非常識なんだ」と自嘲気味に語る人がまぁまぁ居た。 実際そうだと思っていたけれど、殆ど…

細部で全体は構築できないが、細部から全体は崩壊するかもしれない、という話(Amazonデリバリープロバイダーに寄せて)

皆さんはこの話題をご存知だろうか? http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1068372.html 通販大手のAmazonが、物流を地域の小規模事業者に委託し、配送トラブルになっている話。 個人的な話で恐縮だが、小生もこのトラブルに巻き込まれたとこ…

やるか、やらないか

新規事業というのは、不確実性へのチャレンジである。 当たり前だが、「やったことがない」から新規事業と言える。 昨今、お陰様でお仕事の引き合いが、市場空前に多くなっている。 ほぼ全ての日本の会社が、本業の劣化待った無し、だからだと思う。 こちら…

対話を進める

社会人になってもう、結構な時間が経つのだが、昔から思っているのは、日本人というのは、本当にコミュニケーションが下手だなということ。 小生自身はもともと対人コミュニケーションに苦手意識があって、それをなんとか向き合って乗り越えてきた、という感…

楽しい仕事をしよう

新規事業を考えるフレームの一つに、「Pain or Gain 」と俗に言われるものがある。 出典はおそらく、「バリュープロポジションデザイン」という本だと思うが、事業の価値を、"Pain reliever "と"Gain creator "とに分類するのだ。 リクルート出身者なんかは…

仲間を作れ

組織人として仕事をしている以上、一人で完結する業務というのは、殆ど存在しない。 それは目に見えたり、見えなかったりするけれど、いつも誰かの支援・協力があって成立している。 ましてや、大きな仕掛け、新規事業のような新しい仕掛けであれば、なおの…

道具を使いこなす

小生はコンサルタントなんていう肩書きで仕事をしているが、若い頃はそういう肩書きの人達に対して、「で、何してくれる人なんですか?(ホントに仕事できるんですか?)」という、大変失礼なスタンスで生きていた。 なんだかかっこよさそうだなという憧れの裏…

トライアンドエラー

我々は新規事業とその周辺にいて、それらに真剣に取り組む人たちと一緒に仕事をしている。 そういう環境の中で、当たり前のように出てくる言葉の一つが、「トライアンドエラー」である。 「トライアンドエラー」、これ、なんとなく流して使っている言葉だが…

単なる思いつきと、事業案との違い

新規事業はどんな人が向いているか、という議論の中で「発想力が豊かで…」みたいなご意見をいただくことがある。 極めて個人的な見解だが、アイデアで勝負できる新規事業は、ほぼ無いと思う。 全世界70億人いる中で、そのアイデアを思いついた人が他に居なか…

今の時代感で仕切り直す

新しい事業の話をしているとよく出てくるのが、「かつて華やかだった何かをなんとかして復興したい」というタイプのテーマ。 考えている方の気持ちは痛いほどよくわかるし、小生も武道なんかやっているので、俄然サポートに燃えるタイプのテーマである。 し…

合コンの法則

タイトルは釣りではない(はず)。 これまた小生が駆け出しの人材紹介コンサルタントだった時に、仕えた上司に教わった話。 合コンのベストは三対三である、というもの。 二対二でも四対四でもいけない。 一対一はもちろん合コンではないが、二対二も幹事同…

事業計画の加減乗除

新規事業構築にあたっては、一つのアウトプットとして、事業計画書が求められます。 「誰に」「何を」「どのように」、シンプルさを突き詰めれば、それが事業計画の本質ではあるのですが、企業の中では往々にしてその本質よりも、売上・利益計画や、投資金額…

そこに愛はあるのか?

新規事業のお手伝いの仕事というのは、結構な割合で、「本業が厳しくなってきたから」という事情を背景にしていることがある。 もちろん新規事業をいかに立ち上げるかという観点でお手伝いするのであるが、社内で色々インタビューを重ねていく中で、「本業が…

総合格闘技で最も強い格闘技は?

武道を嗜む関係もあり、格闘技全般が好きである(見るのもやるのも)。 色々見てみたり、やってみたりして思うのは、格闘技にはそれぞれ、成立した背景と、発展してきたプロセス、現在のあり方が存在している。 格闘技で一番注目されるのは、どうしても試合…

ホンモノの経営者に会う

前置きをしておくが、小生ごときが経営者の優劣を語るのは、大変に僭越な物言いであり、あくまでも社会人人生の中での「感想」ということでご容赦いただきたい。 営業の、それも比較的アグレッシブな(笑)タイプの営業の仕事が長かったので、基本的に可能な限…

良いところ、悪いところ

今日はたまたま、二つの別の会社のアイデアワークショップに関わる機会があった。 一社は運営する側、一社は見学させていただく側。 時間の長さは違うものの、それぞれやることはほとんど同じだし、運営もそう大きくは変わらない。 しかし面白いもので、「ヨ…

フルスイング、してますか?

なんとなくこんな記事が目に入る。 toyokeizai.net 前例踏襲型の無難な試みが若手にも定着してしまい、より一層イノベーションが起きなくなっているのでは、という内容だと理解した。 新規事業提案のお手伝いなどをしていると、起案者が慎重な提案をし、それ…

学んだものを捨てられるのか?

伝え聞きのエピソードで恐縮だ。 ある国の軍隊の格闘技教官が、訓練の最終試験として、実戦のシミュレーションを課すそうである。 (テーマが物騒で申し訳ないのだが)要人のオフィスに潜入し、暗殺するというミッションを、マネキン相手に訓練生に実行しても…

人生で何を残すか?

こんなことを考えるなんていよいよオッさんだなとツッコミを入れつつ…。 以前も言及したことがあるが、後藤新平の言葉に、「財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり」という言葉がある。 先日、ある会社の太陽光発電事業について、知人と会話をした…

ちゃんと偉い人と会話してますか?

お陰様で色々な会社からご相談を受けるわけです。 殆ど新規事業テーマだけれど、時に制度設計だったり、人事制度だったり、社内政治だったり、ビジネスプランそのものだったりする。 いい加減なやつだと思われたくはないし、一番避けたいのは「あなたがコン…

大企業の人は変な劣等感を持つことはないと思う

それなりの年数社会人を続けていて、しかも10年以上ベンチャー企業(あえてスタートアップとは言わない)界隈をウォッチしている。 今はこの十数年で3回目くらいのベンチャーブーム、起業ブームの様に思うが、底堅く盛り上がり続けている。 底堅いのは、株式市…

見えない成長市場は本当にあるのだ

新規事業のお手伝いをしていると、これから伸びる分野は何処か、という議論になる。 議論しているだけでなく、色々な話を聞きに行ったり、アンテナ高く情報収集をしていると、ある関係者の中では有名な成長市場だったり、ニッチだけれどちょっとネットで調べ…

わからなければ人に聞く

わからなければ人に聞く。 今日は、最も当たり前だけど、最も強力な方法論を、改めて思い知らされた一日であった。 前にも書いたが、悶々としている状態、理解できない状態というのは、自分(達)の中に答えが無いということなので、そのまま思索や議論を続け…

情熱×ノウハウ×リソース

事業なり、プロジェクトなり、成功要因を因数分解した一つのあり方が、「情熱×ノウハウ×リソース」だと思う。 全部が揃っていれば、多分成功すると思う。 なので、成功するには三つのうち何が足りないかを見極めて、足りない部分を賄う努力をすれば良い。 自…

市場分析についての考え方

新規事業に関連して、検討している事業案の対象市場が何で、それがどうなっているか、というのはとても重要な論点である。 そもそも、成長している市場を探し出し、事業案を後から検討するという考え方もある。 しかし、市場分析をするためのデータというの…