人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新規事業開発

ネーミングはモメる

新規事業開発、新サービス開発において、最後の最後に手こずるのが、ネーミングだと思う。 余程の確信があるか、肝入りのプロジェクトでもない限り、ネーミングのところで広告代理店などに発注する予算は、普通ないのではあるまいか。 そうなると、企画者自…

「捨てられる銀行3 未来の金融」 読了 〜「金融の未来」ではない〜

リンクを貼っておく。 捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む (講談社現代新書) 作者: 橋本卓典 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/02/13 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 金融出身で新規事業開発に携わる立場としては、読…

「どうする?日本企業」読了 〜厳しすぎて耳がいたい〜

まずはリンク。 どうする? 日本企業 作者: 三品和広 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2011/08/04 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 31回 この商品を含むブログ (11件) を見る 何度か申し上げているのだが、三品先生の大ファンなのである。 先…

「『エンタメ』の夜明け」 読了 〜これこそ新規事業〜

まずはリンク。 新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 (講談社+α文庫) 作者: 馬場康夫 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/01/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 冒頭申し上げてしまうが、これは圧巻に面白かった…

新規事業をめぐるいくつかの誤解

新規事業に関わる仕事をしていて、よくクライアントから質問を受けるのだが、新規事業にまつわる常識的に流通している話題の中で、「まぁそうなんだけど、ちょっと違うんだよなぁ」と感じることがある。 小生個人の意見なので、絶対正しいというつもりはない…

アイデアを捻り出す方法

基本的に、仕事において発想力で勝負しようとは考えていない。 多分、そういったものは特別な才能があったり、訓練を受けた人たちの領域だと思っている。 とはいえ、仕事での行き詰まりを打開するとか、やっぱり発想力を求められる瞬間というのは、どうして…

訃報に思う

昨日、クライアントでお仕事をご一緒した方の突然の訃報を聞く。 ほぼ一年、オンライン・オフラインで何度もやり取りをし、外部へのインタビューにも、ご一緒させていただいたりした方。 非常に実直なお人柄だったし、新規事業提案で解決しようとしていた社…

助けを求めるのもスキル

いつも思うことなのだが…。 苦手な人ほど、練習しようとしない。 「ニワトリが先かタマゴが先か」かもしれないので、練習しないから苦手なまま、とも言えるのだけれど。 他にも色々ある。 処理能力が高くない人ほど、一人で抱え込む。 わかっていない人ほど…

「人生の教養が身につく名言集」 読了 〜大概のことは言い尽くされてきたんだな〜

リンクを貼る。 人生の教養が身につく名言集 (単行本) 作者: 出口治明 出版社/メーカー: 三笠書房 発売日: 2016/07/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 出口氏の本は初。 読書家であり、大サラリーマンであり、起業家でもある出口氏の著作は前…

ニーズの確からしさ、実現性の確からしさ、発展性の確からしさ

新規事業のお手伝いをするときに、常に意識していることがあって、それがタイトルの「ニーズの確からしさ」「実現性の確からしさ」「発展性の確からしさ」なのである。 アイデアを審査する際に何処を見るかという論点であり、伴走している事業案を役員会に通…

「デザインが日本を変える」 読了 〜これを読んだらマツダ車オーナー〜

リンクを貼る。 デザインが日本を変える 日本人の美意識を取り戻す (光文社新書) 作者: 前田育男 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/05/16 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る クルマ好きであれば、昨今のマツダの躍進を知らぬものはないし、大…

変わることに期待しない

現代人のストレスというものは、殆どが人間関係に起因する。 嫌な奴から嫌なことをされる、というストレスはあるけれど、意識しにくい別のストレスもあると思う。 それは、「相手に変わって欲しいと期待しながら、変わらずにがっかりする」というストレスで…

〜日本の会社はもう駄目なんじゃないか?〜 「0秒リーダーシップ」 読了 

今日はサブタイトルを先にしてしまった。 書評というより、ちょっと言いたいことがあり。 リンクも張っておく。 0秒リーダーシップ:「これからの世界」で圧倒的な成果を上げる仕事術 作者: ピョートル・フェリークス・グジバチ 出版社/メーカー: すばる舎 発…

フィジビリティスタディの設計は意外と難しい

小生の普段の業務は、ボトムアップでの新規事業提案の伴走が主だったものである。 ボトムアップでの新規事業提案は、決裁者に対して何らかの意思決定を迫るものになるのだが、「やる/やらない」をはっきりさせるものもあれば、事業実施手前のフィジビリティ…

「サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」 読了 〜本質の凄みと、受け入れ難さと〜

リンクを貼る。 サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ (日経ビジネス人文庫) 作者: 正垣泰彦 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2016/08/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る みんな知ってる…

「大前研一ビジネスジャーナル総集編 2014-2018」 読了 〜パワーに圧倒される〜

まずはリンク。 【28本の経営セミナーを収録】大前研一ビジネスジャーナル総集編 2014-2018【15冊合本版】 (大前研一books(NextPublishing)) 出版社/メーカー: good.book 発売日: 2018/06/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 新年一発目の…

考えるのではない、行動するのだ

李小龍じゃないよ。 新規事業に取り組む際に、未経験者が一番やってしまうのが「一生懸命考えること」だと思う。 でも、よほどの天才でもない限り、考えて凄いアイデアが出て来ることは、残念ながら無い。 凄いアイデアはそれが出せる人が居ないと生まれない…

誰が話を聞くのか、どう理解してもらうのか

新規事業のお手伝いをしていて、よくあるアウトプットが、役員・決裁者向けのプレゼンテーション資料とシナリオの完成だったりする。 起案者と一緒に作り上げていく中で、いつも気にしているのが、「経営者がこれを聞いてどう感じるのか」と「聞いた経営者が…

既存品は怖い

こんな記事を見た。 blogos.com カード会社からのコメントはディスラプターに対する非難の要素もあるように思うが、アーリーアダプターにアタックするのは消耗戦になってしまっている、というのはよくわかる。 結局勝負はここから、になるのだが、実際はこれ…

新年あけましておめでとうございます。

皆様、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか? 本年最初は、会社のWebサイト向けに寄稿したコラムを転載いたします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ タイトル:変革期の始まり 皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年…

本年もお世話になりました。

皆様、本日が仕事納めでしょうか。 今年一年、当ブログにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。 今年からKindleの音声読み上げによる読書を再開し、大量に本を読んだ(聞いた)一年で、せっかく読んだ以上は記録に残そうと、読書ブログ化が進み…

世界は変化しているのだね。

今日は何の日かと問われれば、多くの日本人は「クリスマス」と答えるのだと思う。 ちなみに娘は仏教系の学校に通っているが、同級生同士では当然クリスマスの会話になる。 その辺を徹底しないあたりが、日本人らしい宗教観だなと思ったりもするけれど。 今日…

「熱海の奇跡」 読了 〜その地に根ざす覚悟〜

リンクを貼る。 熱海の奇跡 作者: 市来広一郎 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/06/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 昨今の新規事業では、「地方創生」に資するテーマがよく検討されている。 とても重要だし、意味もあ…

「働く女の腹の底」 読了 〜やっぱり世の中は良くなっている、と思う〜

リンクを貼る。 働く女の腹の底 多様化する生き方・考え方 (光文社新書) 作者: 博報堂キャリジョ研 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/04/17 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 博報堂キャリジョ研という、働く20〜30代の女性のインサイトを研…

新規事業に関する雑感(2018年末ver.)

この4年半の間、自分なりに一生懸命、企業の新規事業創出のお手伝いを頑張ってきて、いま思うことを記しておく。 お断りしておくが、特定の企業のことを申し上げているわけではなく、沢山のお仕事を頂戴する中で、自分なりに「見えてきたこと」のメモである…

「FREE」 読了 〜初版は古いけれど色あせない本質、ただし長い〜

リンクを貼る。 フリー[ペーパーバック版] 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2016/04/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 原著の初版はそもそも10年近く…

新規事業のターゲット市場について

新規事業の検討において、ターゲットとする市場が大きいのか小さいのか、みたいな議論は良くある。 「新規」事業なんだから、ターゲットとする市場なんて存在しないのだ、わかるわけがない、という議論も、良くある。 ターゲットとする市場なんて存在しない…

組織の「知」をどうやって残すのか?(ただの投げかけ)

企業の新規事業のお手伝いをしていて、つくづく考えるのだが、様々な試行錯誤が積み重なる新規事業ほど、企業にとって学びになるものは無い。 しかし多くの企業において、その学びは特定部門の特定人材に集中し、属人化してしまう。 大抵の企業には、「新規…

問題は「ゆがみ」があること

以前、夕張市の記事を読んだ際、その中の記述に、炭鉱町として栄え、人工や行政の予算規模、インフラが膨らんだから破綻した、というものがあった。 繁栄を前提としたからこそ「衰退」が起きるのであって、かつての人工や予算規模のまま戦後を過ごしていれば…

「たたかう植物」 読了 〜まさに仁義なしだが面白い〜

リンクを貼る。 たたかう植物: 仁義なき生存戦略 (ちくま新書) 作者: 稲垣栄洋 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/08/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る レコメンドで表示され、尚且つレビューも高評価なので思わずポチった一冊。 …