人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ビジネスよもやま話

楽をしようとすれば、楽はできない

はじめに断っておくが、あくなき生産性の向上は、大好物である。 本来は怠け者なので、常に楽をしたい方だ。 しかし、だからこそわかるのだが、生産性の向上は、不断の努力で成し遂げられることが多い。 いや、そういう類が殆どではないか。 当方、タッチタ…

日本の会社員は「カーズ クロスロード」を是非ご覧あれ

一応予告編のリンクを貼っておく。 https://youtu.be/xmiEKS6bFnY 主人公のレーサーに次世代のライバルが現れ、失意の中、如何に再起を図るか、というそれだけで泣かせるプロット。 見ていただければわかるが、主人公はまさに、今の日本企業そのものの姿では…

地獄への道は善意で敷き詰められている

ヨーロッパの諺らしい。 個人的にはマルクスの言として聞いた記憶があるが、どうなんだろう。 一応解説のブログを貼っておくが、「自己責任」が問われる欧米らしい言葉である。 http://mojix.org/2009/03/20/the_road_to_hell ちょっと違う解釈だが、組織に…

忖度上等

別に今年一年を振り返るつもりはないのだが、「忖度」というワードは社会の多くの耳目を集めた。 大企業のネタだったということもあるが、それだけみんな心当たりがあった、ということでもあろう。 あの企業の「忖度」は、言外の意味を読むことで、責任の所…

一度実験してみたい残業時間削減の話

これはいつもお世話になっている友人のTさんから教わった話。 昨今、「働き方改革」の名のもとに、単なる残業時間削減の話題が尽きないが、残業を削減するには、業務の見直しを始めとする不断の(普段の、でもある)努力が必要だし、残業代を稼ぎたいという…

目的と手段

人生では時々「手段が目的化する」場面に遭遇することがある。 健康維持が目的なのに、ひたすらトレーニングを積んで怪我をするとか、お金を稼ぐ目的のはずが、会社に住んでしまっているとか。 自分を見失ってしまっているので、それはそれで冷静にならなけ…

責任を感じるのもほどほどに

組織で新しいチャレンジに取り組めば、思い通りにいかないことは日常茶飯事である。 それを、いかに前に進めるか、弛まぬ努力を続けることは、もちろん素晴らしいことだ。 しかし、自分の努力が足りずに上手くいかないこともあるだろう。 当然、振り返り、反…

ニーズを置き換え、拡大させる

イノベーションの議論の中で、よく出てくる話として、どんな事例も、全くの新しいニーズを生み出したケースというのは殆どなくて、実際にはすでに存在した「何かのニーズ」を置き換えたものだ、というものがある。 曰く、自動車は馬車の置き換えであり、電話…

アナロジーの話

小生が尊敬してやまない人事コンサルタントがいるのだが、その方がリードする新卒採用プロジェクトにご一緒したことがある。 誰をターゲットにし、会社をどのように見せ、選考プロセスで如何に学生が離脱しないオペレーションを組むか、という観点でアドバイ…

本当に朝8時までに済ませておくべきこととは?

今朝はこんな記事を読んだ。 gigazine.net 自己啓発系のよくある記事ではあるが、8つもやっていたら大騒ぎになってしまう。 メディテーションやったり高負荷のトレーニングやったり、タンパク質たっぷりの朝食をとったり、なんだかメディテーションをした意…

イメージで語っていないか

先日読んだビジネス書に、「〇〇は合気道のように」というくだりがあって、小生は「またか」と辟易したのである。 合気道はお歴々の先生方が、割と自由に教えてきた経緯もあって、「まちまち」なイメージが流通しがちである。 その本も「開祖はそんなこと一…

一隅を照らす

「一隅を照らす」という言葉をご存知だろうか? 天台宗が起源だそうだけれども、まぁ、「持ち場持ち場でベストを尽くせ」というのが、ものすごくざっくりした意味だと理解している。 一応関連のリンクも貼っておく。 http://ichigu.net/ 大きな事業を仕掛け…

変人、偉人、凡人

今日、お世話になっている友人と、所属部門の採用の話になった。 そちらはまだ歴史の浅い新設の部門で、優秀だけれどある種既存の枠組みに収まらなかった人達が、色々な事を試しながら、クライアントへの提供価値を見定め、部門として存在を確立してきた経緯…

中途半端な買い物が一番いけない

わたくしごとだが、小生は少しカメラをいじる。 先日、自分にとっては清水の舞台から飛び降りる心持ちで、ハイエンドのレンズを買った。 前々から欲しかったのだが、額も額ではあるものの、経済的損失というより、買っても使わなかったらどうしようという、…

アイデア倒れ

今日は、クライアントのご厚意で、某技術展示会の視察に伺ってきた。 目的の一つである、某社の展示を拝見したのだが、正直腑に落ちない。 その会社は、広い領域で基礎から応用まで研究もしているし、そのアウトプットとしての製品もあって、ある意味さまざ…

自社の強みを見出す

最近クライアントに申し上げていることを幾つか。 企業活動では、何をするにも自社の強みを知っておいて損は無いわけだが、これがなかなか中の人が冷静に理解するのは難しい。 日本人の特性なのかもしれないけれど、大抵自己評価が低いので、自社の人間同士…

わからない事をわからないままに進められるか

今日はこの記事をシェアしておきたい。 http://diamond.jp/articles/-/150300?page=3 企業での新規事業、イノベーション推進にあたり、「賢い人たち」が、わかるように説明を求め、結局それがイノベーションを阻害する、という話である。 新しい取り組みを検…

井戸を掘る人

今日ご一緒した大企業のトップが仰っていたこと。 対立概念は「地図で掘る場所を決める人」だ。 もちろんどちらも大事なのだが、ともすれば組織には「地図で掘る場所を決める人」ばかりになりやすい。 だって、井戸を掘るのは大変だから。 疲れるし、泥だら…

顧客体験が変わると、課金も変わる

今日、Apple Storeで実際にあった、やたら元気な店員のにぃちゃんとの会話。 小生が同社のイヤホンを付けていることを受けての流れである。 「お客様、何か有料音楽配信のサービス、使われてますか?」 「使ってるよ。Spotifyのプレミアム。ごめんね、Apple …

独立できるキャリアを築く為には

みんな大好き(?)池上彰さんのこんな記事があった。 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/book/15/101989/111400033/?rss 人生100年時代に、どう50代を過ごすか、というテーマなのだが、結論的には、「外でも通用するように、ちゃんとやれ」という話。 す…

武道を学ぶものは、まずその心を学べ

そんなお題目は、正直あんまり信じていない。 「心を学びたいと思いまして」なんていう入門希望者がいたら、「嘘つけ!」と言って木刀で殴るシーンを想像してしまう(あくまで想像です)。 弱い自分をなんとかしたいから、誰かを見返したいから、そういう動機…

新規事業アイデアの見切り時

新規事業立ち上げの経験のある方ならお分りいただけると思うのだが、アイデアを検討していく中で、色々難しい局面に遭遇していくことになる。 難しい局面そのものは、粛々と潰していけばいいので、実はそんなに「難しく」は無いと思っている。 寧ろ本当に難…

良いアイデアを生み出す方法

今日、ちょっとしたインタビューを受けていて、最初に聞かれた質問がタイトル。 「そんなんあるか!」とはもちろん言わない(笑)。 もちろん、安直な方法はないんだけれど。 お答えしたのは二つ。 一つは、余裕を持って日々の仕事なり、生活なりに取り組むこ…

目に見えない成果に対する努力

武術の稽古というのは、最初のうちは目に見えて上達するけれど、それはせいぜい初段まで。 期間にすると2〜3年というところだろうか。 そこから先は、少なくとも素人目には見えない成果を、どう作り上げていくか、という営みになる。 スポーツであれば、タイ…

どんな新規事業がうまくいくのか?

これは、おつきあいが始まったばかりか、始まる前のクライアントからよく聞かれる質問である。 正直にいうと、残念ながらわからない。 もちろん「それっぽい」ことを言って、感心させるくらいのことはできるが、そういうことは不誠実だと思うのでやらないし…

不合理な意思決定

小生と別の分野でコンサルタントとして活躍されている方とディスカッションをしたのだが、新規事業を行うという意思決定は、本来かなり不合理なものなのではないか、という意見が出た。 新規事業というのは、その会社として未知の領域へのチャレンジであり、…

イレギュラーは1つまで

昔話である。 20代の頃、リスク性のあるものも含め、金融商品の販売を仕事にしていた。 会社側の提示してきた指針は、「①商品理解力があり、②リスク許容度があり、③資産背景のある顧客に、きっちり説明して理解をしてもらってから購入いただくように」という…

危機で人は育つ

良い会社というのは、人材を育成するための様々な仕掛けを持つ。 研修然り、配属然り。 採用から伸びしろのある人材を狙って育てるという考え方だってある。 しかし、優秀なリーダーが引っ張る組織というのは、ポテンシャルがある人材が居ても、その能力を発…

伝える、伝わる

面接をある意味プレゼンの場だとすれば、新規事業の支援も、転職の支援も、「誰に対してどうプレゼンするか」を一緒に考えるという意味では、同じだと思っている。 そんな中で、一番大事にしているのは、エレベーターピッチでどう伝えるか。 エレベーターピ…

危機で人は育つ

良い会社というのは、人材を育成するための様々な仕掛けを持つ。 研修然り、配属然り。 採用から伸びしろのある人材を狙って育てるという考え方だってある。 しかし、優秀なリーダーが引っ張る組織というのは、ポテンシャルがある人材が居ても、その能力を発…