人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ビジネスよもやま話

人間関係は引き継げない

長く営業の仕事をしていると、人事異動やらで前任者から顧客を引き継ぐこともあるし、自分が誰かに引き渡すこともある。 前任者からは、「このお客さんは関係性も取引も良好だったので、大事にするように」と申し送りを受けて担当を任され、プレッシャーを感…

スキルよりも大事なこと

これは大事なことだなぁ、と考えさせられた記事がこちら。 https://full-count.jp/2017/06/22/post73350/ 野球選手のエージェントが語る、上手くいく外国人選手とそうではない選手の違いについて、である。 折角なので引用してしまう。 活躍できる外国人選手…

やるか、やらないか

新規事業というのは、不確実性へのチャレンジである。 当たり前だが、「やったことがない」から新規事業と言える。 昨今、お陰様でお仕事の引き合いが、市場空前に多くなっている。 ほぼ全ての日本の会社が、本業の劣化待った無し、だからだと思う。 こちら…

対話を進める

社会人になってもう、結構な時間が経つのだが、昔から思っているのは、日本人というのは、本当にコミュニケーションが下手だなということ。 小生自身はもともと対人コミュニケーションに苦手意識があって、それをなんとか向き合って乗り越えてきた、という感…

好きなことを仕事にしてはいけないのか

今日はこんな記事があって、大いに共感するところである。 http://blog.livedoor.jp/tokyojohodo/archives/9586213.html まとめて言えば、好きなことを仕事にするな、ではなくて、好きなことに逃げて判断を見誤ってはいけない、と言うべきであろう、というお…

生き残れない営業がやっていること

この手のタイトルの記事が流れてくると、未だにドキドキして読んでしまう。 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1706/14/news011.html 今更、「できる」「できない」を人から見極められるような歳でもないのだから、「ドキドキ」するのも滑稽な話…

楽しい仕事をしよう

新規事業を考えるフレームの一つに、「Pain or Gain 」と俗に言われるものがある。 出典はおそらく、「バリュープロポジションデザイン」という本だと思うが、事業の価値を、"Pain reliever "と"Gain creator "とに分類するのだ。 リクルート出身者なんかは…

社会の兵站が伸びる

前々から何となく懸念していて、さりとてそれに答えを持っているわけではない話なのだが。 社会が発展していくプロセスで、貧富の差が広がったり、リテラシーの格差が広がったり、興味のカテゴリーが拡散していったり、ということが、必然的に置きていくので…

仲間を作れ

組織人として仕事をしている以上、一人で完結する業務というのは、殆ど存在しない。 それは目に見えたり、見えなかったりするけれど、いつも誰かの支援・協力があって成立している。 ましてや、大きな仕掛け、新規事業のような新しい仕掛けであれば、なおの…

なぜ理念、ビジョンを問うのか?

企業経営において、理念やビジョンの重要性を語る方々は多い。 小生も本当に大事だと思っている。 しかし、小生は20代の頃、その重要性を全く理解していなかった。 所属していた会社の問題なのかもしれないが、会社が掲げるビジョンと、日々体感する現実に大…

試合とKPIと

武道なんかに取り組んでいると、いろんな流派の人と、様々な関わりを持つようになる。 様々な武道が、それぞれの技術体系と文化を持っているのだが、皆が常に試行錯誤しているのが、「試合」との向き合い方である。 武道が想定する戦いの場面というのは、再…

道具を使いこなす

小生はコンサルタントなんていう肩書きで仕事をしているが、若い頃はそういう肩書きの人達に対して、「で、何してくれる人なんですか?(ホントに仕事できるんですか?)」という、大変失礼なスタンスで生きていた。 なんだかかっこよさそうだなという憧れの裏…

トライアンドエラー

我々は新規事業とその周辺にいて、それらに真剣に取り組む人たちと一緒に仕事をしている。 そういう環境の中で、当たり前のように出てくる言葉の一つが、「トライアンドエラー」である。 「トライアンドエラー」、これ、なんとなく流して使っている言葉だが…

あるべき姿を語るだけでは解決にならない

「コンサルタント」などという肩書きを背負って商売をしていて、常々自省しているのが、「あるべき姿を語るだけになっていないか」ということ。 もちろん、「あるべき姿を語る」ことは、決して忘れてはいけないし、現実に妥協して理想像を下方修正するのは、…

単なる思いつきと、事業案との違い

新規事業はどんな人が向いているか、という議論の中で「発想力が豊かで…」みたいなご意見をいただくことがある。 極めて個人的な見解だが、アイデアで勝負できる新規事業は、ほぼ無いと思う。 全世界70億人いる中で、そのアイデアを思いついた人が他に居なか…

鬼十則と働き方改革

色々あって(自粛)有名になった電通の鬼十則。 gigazine.net 「働き方改革」が謡われる人手不足の現代において、そぐわないのでは、という議論もされたが、改めて振り返ってみたい。 鬼十則というのは、一応記載すると、こんな感じだ。 1. 仕事は自ら創るべ…

今の時代感で仕切り直す

新しい事業の話をしているとよく出てくるのが、「かつて華やかだった何かをなんとかして復興したい」というタイプのテーマ。 考えている方の気持ちは痛いほどよくわかるし、小生も武道なんかやっているので、俄然サポートに燃えるタイプのテーマである。 し…

合コンの法則

タイトルは釣りではない(はず)。 これまた小生が駆け出しの人材紹介コンサルタントだった時に、仕えた上司に教わった話。 合コンのベストは三対三である、というもの。 二対二でも四対四でもいけない。 一対一はもちろん合コンではないが、二対二も幹事同…

「やれなかった やらなかった どっちかな」みつを

タイトルでいきなり「なんじゃそりゃ」かもしれない。 相田みつをの有名な作品なのだが。 仕事の(人生の?)場面場面で、まぁまぁ大変な状況というのはあるのだけれど、実行不可能なところにチャレンジせざるを得ないということは、実は滅多にないのだと思う…

事業計画の加減乗除

新規事業構築にあたっては、一つのアウトプットとして、事業計画書が求められます。 「誰に」「何を」「どのように」、シンプルさを突き詰めれば、それが事業計画の本質ではあるのですが、企業の中では往々にしてその本質よりも、売上・利益計画や、投資金額…

そこに愛はあるのか?

新規事業のお手伝いの仕事というのは、結構な割合で、「本業が厳しくなってきたから」という事情を背景にしていることがある。 もちろん新規事業をいかに立ち上げるかという観点でお手伝いするのであるが、社内で色々インタビューを重ねていく中で、「本業が…

総合格闘技で最も強い格闘技は?

武道を嗜む関係もあり、格闘技全般が好きである(見るのもやるのも)。 色々見てみたり、やってみたりして思うのは、格闘技にはそれぞれ、成立した背景と、発展してきたプロセス、現在のあり方が存在している。 格闘技で一番注目されるのは、どうしても試合…

「死ぬ程働く」と「本気で働く」

以前も話題にしたとは思うが、最近また触れる機会があったので、改めて。 皆さんはこれまで、仕事で本気を出したことがあるだろうか? 「本気で働く」のと「死ぬ程働く」のは、いずれも多分ハードワークなのだが、同じではない。 端的に言えば、仕事に対して…

ホンモノの経営者に会う

前置きをしておくが、小生ごときが経営者の優劣を語るのは、大変に僭越な物言いであり、あくまでも社会人人生の中での「感想」ということでご容赦いただきたい。 営業の、それも比較的アグレッシブな(笑)タイプの営業の仕事が長かったので、基本的に可能な限…

プロジェクターのアダプター

最近は本当にミーティングでPCを液晶モニターに繋いだり、プロジェクターに繋いだり、という機会が増えた。 二度と読みもしない紙の資料を配られるのも勘弁願いたいし、その場で修正もできるしで、極めて合理的だと思う。 小生のPCは昨年夏に購入したモバイ…

良いところ、悪いところ

今日はたまたま、二つの別の会社のアイデアワークショップに関わる機会があった。 一社は運営する側、一社は見学させていただく側。 時間の長さは違うものの、それぞれやることはほとんど同じだし、運営もそう大きくは変わらない。 しかし面白いもので、「ヨ…

フルスイング、してますか?

なんとなくこんな記事が目に入る。 toyokeizai.net 前例踏襲型の無難な試みが若手にも定着してしまい、より一層イノベーションが起きなくなっているのでは、という内容だと理解した。 新規事業提案のお手伝いなどをしていると、起案者が慎重な提案をし、それ…

営業には勇気が必要

営業には勇気が必要というのは、小生の拙い営業経験からくる持論である。 「勇気が必要」というのには、いろいろ解釈はあると思う。 社外の人と折衝するというのに、そもそも勇気が必要という人もいるだろう。 本音では、断られるのが自分を否定されたようで…

上手に「下駄を預ける」

「下駄を預ける」という慣用句は、一任する、悪くすると丸投げする、というニュアンスがあるように思うが、ビジネスのコミュニケーションにおいて、特に上位者(上司、面接官、クライアント)との会話において、上手に行うことが大事ではないかと考えている。 …

上司の指示を聞く、その前に

海外駐在員の方から聞いたことがあるのだが、日本人駐在員に雇われていた家政婦は、別の国の駐在員のところに行くと嫌われるそうである(なのでそもそも雇われないらしい)。 というのは、日本人駐在員(とその奥様)が、家政婦を「使う」ことを遠慮してしま…

学んだものを捨てられるのか?

伝え聞きのエピソードで恐縮だ。 ある国の軍隊の格闘技教官が、訓練の最終試験として、実戦のシミュレーションを課すそうである。 (テーマが物騒で申し訳ないのだが)要人のオフィスに潜入し、暗殺するというミッションを、マネキン相手に訓練生に実行しても…

人生で何を残すか?

こんなことを考えるなんていよいよオッさんだなとツッコミを入れつつ…。 以前も言及したことがあるが、後藤新平の言葉に、「財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり」という言葉がある。 先日、ある会社の太陽光発電事業について、知人と会話をした…

学んだ知識は使ってみないとわからない

最近読んでなかなか面白かった本に、「確率思考の戦略論」という本があった。 https://www.amazon.co.jp/確率思考の戦略論-USJでも実証された数学マーケティングの力-森岡-毅/dp/4041041422/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1493288936&sr=8-1&keywords=確率思考の戦…

モノを「みる」目とは

「みる」という単語には、多くの漢字があてられる。 見る、観る、視る、診る、看る…。 武道の稽古では、師匠が何気なくやってみせた技から、どれだけのモノを見いだせるか、というのが勝負であり、修行者としての行く末を分かつ、致命的なポイントでもある。…

綺麗な生き様なんて無いんだよ

小生の周辺で直近話題になった記事といえばこちら。 http://ex-career.org/bankruptcy-6month-mm-0407/ ベンチャー企業のCFOとして、潰れそうな状態を如何に迎え、過ごしたかという話。 小生はCFOではなかったが、似たような危機は経験している。 あの時は本…

手段と目的を混同してはいけない

何度もこのテーマは扱っているような気がするが、大事だし今日も仕事で話題になったので、何度でも言及しておきたい。 ところで突然だが、みなさんは「武道」と「スポーツ」の違いはなんだと思われるだろうか? もちろん違いは色々あるのだが、その大きな違…

長いお付き合いを大事にしよう

本日は大学時代の同窓とお会いし、大いに盛り上がった次第。 小生の同窓は法曹の世界にいるので、直接的にビジネスの世界と関わりがある訳ではない。 しかし、小生の仕事でも、規制緩和や法改正が新規事業のメインイシューになることもあるし、法曹の世界だ…

耳年増になるな

エージェントを初めて2〜3年の頃だったろうか。 当時お会いして、今も親交のある方から、「エージェントの仕事は程々にして、いずれは別の仕事にチャレンジした方がいいよ。エージェントの仕事は、色々深い話を知り過ぎて、なんでもわかった様な、耳年増にな…

ちゃんと偉い人と会話してますか?

お陰様で色々な会社からご相談を受けるわけです。 殆ど新規事業テーマだけれど、時に制度設計だったり、人事制度だったり、社内政治だったり、ビジネスプランそのものだったりする。 いい加減なやつだと思われたくはないし、一番避けたいのは「あなたがコン…

大企業の人は変な劣等感を持つことはないと思う

それなりの年数社会人を続けていて、しかも10年以上ベンチャー企業(あえてスタートアップとは言わない)界隈をウォッチしている。 今はこの十数年で3回目くらいのベンチャーブーム、起業ブームの様に思うが、底堅く盛り上がり続けている。 底堅いのは、株式市…

成長に管理が追いつかないのが「成長期」

成長する企業には、人材のニーズが多くて、エージェントとしては良くお手伝いをさせていただいていた。 小生のクライアントは、上場準備会社であることも多く、企業としての成長と、「社会の公器」としての管理体制作りと、二兎を追わなければならない実態で…

見えない成長市場は本当にあるのだ

新規事業のお手伝いをしていると、これから伸びる分野は何処か、という議論になる。 議論しているだけでなく、色々な話を聞きに行ったり、アンテナ高く情報収集をしていると、ある関係者の中では有名な成長市場だったり、ニッチだけれどちょっとネットで調べ…

わからなければ人に聞く

わからなければ人に聞く。 今日は、最も当たり前だけど、最も強力な方法論を、改めて思い知らされた一日であった。 前にも書いたが、悶々としている状態、理解できない状態というのは、自分(達)の中に答えが無いということなので、そのまま思索や議論を続け…

情熱×ノウハウ×リソース

事業なり、プロジェクトなり、成功要因を因数分解した一つのあり方が、「情熱×ノウハウ×リソース」だと思う。 全部が揃っていれば、多分成功すると思う。 なので、成功するには三つのうち何が足りないかを見極めて、足りない部分を賄う努力をすれば良い。 自…

市場分析についての考え方

新規事業に関連して、検討している事業案の対象市場が何で、それがどうなっているか、というのはとても重要な論点である。 そもそも、成長している市場を探し出し、事業案を後から検討するという考え方もある。 しかし、市場分析をするためのデータというの…

ゴミを拾う話

若い頃、当時のおじさんから、教訓めいた話をたくさんされて、こんな話はもうみんな知っているかと思っている。 が、最近の若い方とお話しすると、案外ご存じない方もいらっしゃるので、一応申し上げておく。 道端にゴミが落ちていた時に、人間のリアクショ…

成長しない人間は自ら成長する機会を見過ごしている

「日々勉強です」「まだまだ修行が足りません」という様なことを仰る方々はよくいる。 大変謙虚で結構だと思うが、小生自身は表立って申し上げることはない。 その辺の言動に対して、一定の違和感を持っており、はっきり理由を申し上げられるわけではないが…

今期一年ありがとうございました。

来週から新天地に臨む方も、引き続き同じ持ち場で頑張る方も、微妙に変化が訪れる方も、色々いらっしゃると思います。 小生も一年、読んでいただくみなさんのお役に立つような内容を心がけて参りましたが、お楽しみいただけたでしょうか。 しょうもない炬燵…

コミュニケーションはパズルである

決まったスペースに、様々な形や大きさのピースを埋めるパズルがあるとする。 そのパズルの特殊なところは、全部のピースは納まらず、必ず入らないものが発生するということと、隙間なくスペースを埋めるのではなく、大きなピース(=優先度の高いピース)か…

転職180日プラン

企業投資、企業再生の世界では、「100日プラン」という概念がある。 投資実行のその日をDay1として100日間で、現状把握→課題の洗い出し→優先順位付けと対策構築→対策チーム組成→キックオフ、までを行うのである。 もちろん凄く大変なのだが、これを最初にや…