人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

キャリア、転職よもやま話

「暴走する能力主義」 読了 〜思想的にはものすごく重たい〜

リンクはこちら。 暴走する能力主義 (ちくま新書) 作者:高康, 中村 発売日: 2018/06/06 メディア: 新書 以前、「ハイパーメリトクラシー」などという単語を聞き及んだことがあり、組織と人材に関わる身としては一度読んでおこうと思い、Kindleのセールの時に…

野放図とマイクロマネジメントの間

現場のやりたいことをやりたいようにしていたら、経営は成り立たない。 ガバナンス不在である。 その時その時のスピードは早くなるかもしれないが、やらなくて良いことまでやってしまうかもしれないし、大きな失敗だって起こりうる。 なので、ガバナンスとい…

「ガウディの伝言」 読了 〜こういう仕事に憧れる〜

リンクを貼る。 ガウディの伝言 (光文社新書) 作者:外尾 悦郎 発売日: 2006/07/14 メディア: 新書 Kindle日替りセールでお薦めされ、レビューが高かったので購入。 昔見たコーヒーのCMで、著者である外尾氏の存在は知っていたのだが、なんとなくの興味本位で…

偉い人ほど忙しい会社、偉い人ほど暇そうな会社

何度も言及しているが、小生はたくさん転職をしているので、日本の複数の業界の複数の会社を中から見てきた。 その経験をもとに言わせていただくと、会社には、偉い人ほど忙しい会社と、偉い人ほど暇そうな会社がある。 「暇そう」と書いてしまっているのだ…

「リフレクティブ・マネジャー」 読了 〜しっくりきて何故か頭に残る〜

リンクはこちら。 リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書) 作者:中原 淳,金井 壽宏 発売日: 2009/10/16 メディア: 新書 著者は「キャリア」「組織」「経営」といったキーワードで必ず遭遇するであろう重鎮お二人。 興味のある領域な…

手柄をもって出世させて良いのか。

「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」という言葉がある。 こちらの記事によると、中国の古典「書経」ということらしい。 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47762 成果を挙げた人間は報酬で報い、人格の優れた人間にポジションを、と…

「知性を磨く」 読了 〜どうも含蓄がある〜

リンクはこちら。 知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~ (光文社新書) 作者:田坂 広志 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/06/20 メディア: Kindle版 著者は日本の有名シンクタンクの設立者で、大前研一氏よりは若い世代だが、日本のコンサル…

「雑草はなぜそこに生えているのか」 読了 〜これは戦略論〜

まずリンク。 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略 (ちくまプリマー新書) 作者:稲垣栄洋 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/02/16 メディア: Kindle版 以前に当該著者の本を読み、非常に興味深かったことを記憶しており、セールのタイミ…

「少子化する世界」 読了 〜問題は分解すれば見えてくるものがある〜

まずはリンク。 少子化する世界 (日経プレミアシリーズ) 作者:村上 芽 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2019/04/09 メディア: 新書 新規事業開発も経営企画も、未来予測が重要。 なので人口問題に関わる書籍は何冊か読んでいるが、本書は初版が…

「チームの力:構造構成主義による”新”組織論」 読了 ~ピラミッドではないチーム運営~

リンクを貼る。 チームの力: 構造構成主義による”新”組織論 (ちくま新書) 作者:西條 剛央 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/05/08 メディア: 新書 Kindle日替わりセールでお薦めされ、レビューも高かったのでポチッた一冊。 組織論は個人として興味関…

社会の責任にしない

最近いろいろとネットメディアで記事を読んでいて、日本の社会課題、特に働き方等に対する課題をテーマにしたものを目にすることが多くなった気がする(そういう記事を選んで読んでいるから、というところもあると思うが)。 記事としては「課題山積」感を醸…

「名門校『武蔵』で教える東大合格より大事なこと」 読了 〜優秀な生徒と優秀な先生で、思う存分〜

リンクはこちら。 名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこと (集英社新書) 作者:おおた としまさ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/09/15 メディア: 新書 昨日のエントリーで予告した通り、武蔵中学・高校についての本。 http://dai19761110.haten…

「宿澤広朗 運を支配した男」 読了 〜サラリーマンはこれを読んでどう考えるのか〜

リンクを貼る。 宿澤広朗 運を支配した男 (講談社+α文庫) 作者:加藤仁 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/01/29 メディア: Kindle版 ご存じない向きに解説しておくと、宿澤広朗という人は、ラグビーの選手としても全日本の監督としても結果を残した人で…

「走れるカラダになる 体幹3Sメソッド」 読了 〜理屈はそうだとわかっちゃいるけど〜

まずはリンク。 走れるカラダになる 体幹「3S」メソッド 作者:青山剛 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2016/02/06 メディア: Kindle ビジネスとはあまり関係なく、趣味のランニングに関する本なのだが、読書メモとし記録しておく。 ランニング解説書…

タイムスリップ

新卒の同期と、十数年振りに再開し、酒を酌み交わす。 横に座る彼は、小生の中では20年前、20代の時の印象のまま。 彼が言う。 「2年目の部下が研修プログラムの一環で、上司の自分に対して『仕事で大事にしていること』を聞いてきたんだ。すかさず『信頼、…

モノを作って売るということ

新規事業というのは、目に見えるプロダクトであったとしても、目に見えないサービスだったとしても、何かを作って売ることになる。 誰に何をどのように売るのか、とことん考えて作らなくてはならないのは、小生が偉そうに言うまでも無い。 そこを考え抜くだ…

文句を言い合えるのも良い人間関係

職場の人間関係というのは、ともすれば綺麗に丸く納めたいものである。 揉め事は無い方がいいし、文句は言われるのも言うのもしんどい。 なので、普段の仕事では、相手の立場になって考え、先回りをしながらコミュニケーションをとり、時に空気まで読みなが…

人間関係をより良くするために

普段から心がけていることを、メモ&備忘録的に。 ・相手の話は全て聞き、途中で遮らない ・こちらが話したくても、あくまでその場を盛り上げたり、相手の話を引き出す呼び水として話をする ・たとえ苦手な第一印象の相手でも、コミュニケーションの回数を重…

「移民の宴」 読了 〜より良い社会を作るということは〜

リンクはこちら。 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 (講談社文庫) 作者:高野 秀行 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/09/15 メディア: 文庫 面白い本、いい本であった。 昨日紹介した「恋するソマリア」の著者による、サブタイトル通り…

「地雷を踏んだらサヨウナラ」 読了 〜70年代の青春の手記〜

まずはリンク。 地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫) 作者:一ノ瀬 泰造 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1985/03/08 メディア: 文庫 引き続きの積読在庫を片端から読み漁るシリーズ。 小生は20代の頃、沢木耕太郎を中心にノンフィクションばかり読んでい…

「にわとりたまご」に持っていく

なんの話かというと、仕事で成長するためのコツのような話をしたい。 ここしばらく、マラソン大会の参加に向けて走り込んでいるのだが、これが全く体調を崩さない。 元気だから走れるのか、走れる体だから元気なのか。 もはや自分でもわからないのだが、これ…

2020年に寄せて

新年あけましておめでとうございます。 本年も当ブログをよろしくお願いします。 さて、新年一発目の更新ということで、本年の見通しなどを勝手に予想したい。 結論から言うと、経済的には厳しいのではないかと考えている。 国際関係の緊張はそう簡単には緩…

2019年 読書の振り返り

今年も多くの本を読んだ。 「読書メモ」というタグを付けている件数が165件だから、多分165冊ということで良いのかと思う。 ブログでレビューを書いていない雑誌・ムック、武術専門誌も数冊あるから、今年の読書はまぁ170冊くらいというところか。 以前にも…

当たり前のことを実行する力

ファンドに在籍していた期間や、人材の仕事をしていた期間、プロ経営者と呼ばれる人たちには何人かお会いしてきた。 それぞれに魅力のある人達で、なるほど「担がれるに足りる神輿」であることが、まず大事なのだなと感心した記憶がある。 能力、経験、人間…

「ねぼけ人生」 読了 〜貧乏は遠くなりにけり〜

リンクを貼る。 ねぼけ人生 (ちくま文庫) 作者:水木 しげる 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1999/07/01 メディア: 文庫 昨日に続いて水木しげる氏の著作。 年末積読在庫処分である。 昨日の本同様、面白いというレビューを見て買ったのだが、たしかに興…

「ゲゲゲのゲーテ」 読了 〜意外な作家の意外な趣味〜

まずはリンク。 ゲゲゲのゲーテ (双葉新書) 作者:水木しげる 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2016/04/08 メディア: Kindle版 たまたまSNSで「水木しげるの名言」みたいな記事をシェアしているのを見かけ、そういえば積読在庫があったなと思い出した。 水木…

「江夏の21球」 読了 〜生き様をどう味わうか〜

リンクを貼る。 江夏の21球 (角川新書) 作者:山際 淳司 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/07/10 メディア: 新書 二十代から三十代の前半頃に、最も読んだ作家といえば、沢木耕太郎だったと思う。 沢木耕太郎はスポーツノンフィクションでも有名だった…

「曖昧性とのたたかい」 読了 〜人狼を討つ銀の弾は存在しない〜

リンクを貼る。 曖昧性とのたたかい 作者:名内泰藏 出版社/メーカー: 翔泳社 発売日: 2013/06/20 メディア: Kindle版 年末積読在庫整理で手に取る。 何の本かというと、プロジェクトマネジメントの本である。 それこそ、システム開発の創成期と言っても良い…

好きになる能力

いろいろなバックグラウンドの人たちと、いろいろな局面で仕事をしてきているのだが、いまの仕事に情熱を持っている人、そうでもない人と、それぞれいる。 一方で、一人の人間として、中年に差し掛かり、一角の情熱が失われつつあることを実感しているのも事…

段取りは何処で学ぶのか

コンサルティングみたいな仕事をしていると、クライアントのためにWBSを引いてあげるような場面がある。 正直、それはあまりコンサルのタスクではないような気がするのだが、ある期日に一定の成果が求められるプロジェクト系の仕事が多く、線表をクライアン…