人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人間は果たして何回転職できるのか?

そこそこ転職をしていると、この先何回転職することになるのか、転職できるのか、転職する羽目になるのか、とても気になるものである。

小生もそこそこ転職をしている友人から「あと何回転職されるのか、次は何処へ行くのか楽しみにしています!」という、暖かい言葉(?)をよくいただく。

 

正直40歳も過ぎると、転職も面倒なものである(苦笑)。

面倒ではあるが、雇ってくれる企業と、仕事と給与の折り合いがつくのであれば、基本的には何回でも転職はできるんじゃないかと思う。

 

流石に毎年とか、年何回という転職を何十年も続けることは無理だと思うが、正社員の役回りは大体三年で一区切りくらいあるものなので、「その会社の人」にならないのであれば、10社くらいの転職はあり得るような気がする。

現に、経済評論家の山崎元氏は、今日現在で13社在籍しているようだ。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/山崎元

ここ10年くらいは、半分独立しているようだけれども、我らが希望の星である(笑)。

 

ちなみに小生は、通算で名刺を100枚近く持っていた(=それだけの会社に所属していた)という人にあったことがある。

それには裏があって、ある外食企業オーナーの懐刀のような仕事をされていたそうで、新業態を作るたびに新会社を作り、毎度その方がアサインされていたので、結果そうなってしまったそうである。

 

なんだ!と思われるかもしれないが、その方は会社を辞めた後も、独立したり就職したりしながら、アサインされた仕事のいくつかがずっと続いていて、そんな風に入り組むと職務経歴書中央アジアの歴史年表のようになり、もはや記述不可能となっていた。

エージェントとしてその方のご縁を作ることはなかったが、どちらかでフルタイムの仕事につかれたそうだから、今頃は101社を越える名刺になったのかもしれない。

 

余談だが、転職回数が多い人というのは、大抵プレゼンが上手い。

転職活動での面接というのは、ある種人生が掛かったプレゼンだから、そこを何回もくぐり抜けてきた人というのは上手い筈である。

 

それを、その場しのぎとして活かすのか、仕事の本質的なスキルとして活かすのかは、人それぞれだけれど。

自戒を込めて(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

 

運と縁とタイミング

人材紹介のエージェント業を死ぬほどやっていた時期、メンバーに語っていた「運と縁とタイミング」という言葉を、久し振りに思い出した1日であった。

メンバーに語っていたのは、これ以上ありえないという努力を積み上げたその先に、「運と縁とタイミング」で決まる話がある、という内容だったつもりだ。

 

運とは本当にラッキーなことだし、縁とは売り手と買い手が経済合理性とは全然異なる部分で繋がりがあることだし、タイミングはまさに文字通り。

しかし往々にして、この三者が揃うことというのはある。

 

それが揃ったご紹介というのは、本当に美しい。

ある意味、ロジックを超えたその瞬間のマッチングとも言える。

 

周到に積み上げたエージェントの努力の先に、そんな現象が稀にある。

転職希望者も、そのベストを尽くしたその先に、「運と縁とタイミング」が揃う時がやってくる。

 

是非一度は体験してもらいたいものである。

まぁ、ご参考ということで。

 

 

 

 

 

結局何がしたいのか?

チャットで新規事業の相談を受けながら、今日のブログを書いている。

新規事業の本質的な難しさは、起案者のやりたいことと、世の中が求めていることと、会社が目指す姿とが、合致している必要があることだ。

 

このテーマの設定については、やりたいことと世の中が求めていることの、二つだけを考えればいいスタートアップよりずっと難易度が高い。

会社という変数が一つ追加されるだけで、バランスを取る難易度が一気に高くなり、バランスを取るが故に、起案者の思いが希薄化し、混乱もする。

 

グルグル考えているうちに、何がしたいのかもわからなくなっていく。

そうなった時に、しっかり向き合うべきなのは、会社が目指す姿をイチ社員として真剣に考えることだと思っている。

 

起案者のやりたいこととというのは、一見強い思いがあるようで、ちょっと壁にぶつかればグラつく程度の、浅いものでしかないことが多い。

しかし、会社が目指すべき姿というのは、真剣に働く社員であれば、一家言持っているものだし、その実現や未来の姿を担うのは自分自身なのだから、実は「自分ごと」なのだ。

 

そこを出発点にしながら、改めて自分のやりたかったことを振り返っていくと、落とし所は見えてくるのではないかと思っている。

まぁ、ご参考ということで。

石の上にも三年

石の上にも三年という諺の解説リンクを一応置いておく。

http://kotowaza-allguide.com/i/ishinouenimosannen.html

 

何が何でも三年なり一定の期間我慢することが全てではないと思うが、ある分野の仕事に従事しているとして、集中して取り組み続ければ、一定のレベルには達するものである。

だが、真剣に考えなければならないのは、一定のレベルには達したその先である。

 

同じことをやり続けていても、成長カーブは間違いなく緩やかになる。

そうなると、まず起こりうるのが飽きるということ。

 

飽きてくると取り組むモチベーションが落ちるので、パフォーマンスも落ちるという悪循環に入る。

逆に、成長カーブが緩やかになっているのに、成長意欲が落ちないというのは、いい意味でその仕事にハマっているので、その適性を生かして続けていくのが良いと思う。

 

そうではない人達については、「シフト」が必要だ。

身につけたスキルをベースに、人を育ててみるというのも一つ。

 

取り組んでいる仕事に、より高次の意味合いを付加し、顧客やソリューションの質を高めていくのも一つ。

もちろん、全然違うことを始めてみるというのもあるけれど、積み上げてきた経験にプラスにしたいから、そこは慎重に行きたい。

 

いずれにしても、我慢は大事だけれど、我慢したあとにどうシフトしていくかが大事だよ、と。

まぁ、ご参考ということで。

 

社会は複雑化しているのだ

あまりマスコミが謳うような流行りのテーマというものについては、懐疑的な方である。

特にビジネス系で、日経新聞あたりに取り沙汰されている話題は特に。

 

マスコミは世論を盛り上げるのが仕事だったりするので、往々にして実態を伴わないし、業界のプロからすればズレた議論をしていることも多い。

そういう意味では、「社会が複雑化している」「高度化している」という類の話も、マスコミの記事のマクラとして登場することが多く、常に「本当にそうか?」と考えていた。

 

しかしながら、最近の傾向として、複数の部門にまたがる問題解決だったり、単一のソリューションを複数領域に展開するニーズが多く、経営課題が複雑化しているのを感じる。

クライアントの業務分析でも、カテゴリーを「その他」に分類せざるを得ないケースが増えていると聞くし、既存の業務の外で機会が広がっているようだ。

 

そういった社会の変化に対しては、既存の事業をしっかり理解した上で、新しいテーマをどう解釈するかというスキルが求められる。

矛盾するようだが、新しいテーマこそ、古いテーマの理解力と、理解しているからこそできる応用力が大事になってくる。

 

外部のコンサルタントとお話をしていて、何処もそのような要求をクライアントから求められており、複雑化する社会の中で、立ちすくむ企業の姿が浮き彫りになるような、今日この頃。

答えを求められるコンサルタントも、ありものの知識をなんとか繰り回して戦っているだけなんだけれど、ね。

 

まぁ、ご参考ということで。

たかが考え方、されど考え方

今日は、働き方について先進的な取り組みをされていらっしゃる企業さんへのインタビュー。

大変素晴らしいし、是非働きたいと思ったし、世の中の会社がみんなこんな感じだったら、どれだけ良い世の中だろうと感心した次第。

 

その先進的な取り組みは、ざっくり言うと、公正性を重んじる風土の上に制度とツールが乗っかる形で実現しているのだそうだ。

風土も、制度も、ツールも、最近の大企業であれば、ある程度取り入れている内容ではあるが、それをトコトンまで追求しているという感じだろうか。

 

そういう意味では、実現不可能なことを達成しているのではなく、何処まで徹底するかという考え方の問題。

心がけといえば心がけでしかない。

 

そこに物理的に実現不可能な要素は何もないのである。

しかし、考え方の違いでトラブルになり、時には戦争にまで発展してしまうのも人間の性というもの。

 

たかが「働き方改革」と言いつつも、異文化間の人種間抗争を和解に導き、前進させるようなリーダーシップが必要なのかなと大げさながら考えたり。

別に命まで危険に晒されるわけではないし、人間の歴史はそういうリーダーの偉大な功績で紡がれて来たわけなので、ある種必然でもあるのだし。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

 

 

オープンに活動していれば、道は開ける

おかげさまで今日も大変忙しい1日であった。

殆どが、かつてお世話になった方々に甘えて、インタビューのお時間をいただいた訳だけれど。

 

内にこもって考え続けることなく、外に出てインタビューをすれば、とても楽しいし、ブレイクスルーも見えてくるもの。

そんな当たり前のことを、再度実感した次第。

 

導いていただいて得た知見、経験は、惜しみなくお返しするつもり。

今日は手短に、でも感謝の意を込めて。

 

まぁ、ご参考ということで。